2010年12月31日金曜日
今年の
結局今年の年明けから今日までに読んだ本は、○○○冊となりました。
今年の傾向(感覚ですが)としては、小説がやたらと多かったように思います。
私の傾向として、特定の作家の本を次々と連鎖的に読み続けるのが常で、今年も何人かの作家の本を何冊か読み続けました。
とはいえ、全く飽きずに読み続けるというのは、なかなか難しいもので、今後も読んでみたいと思わせる作家というのはそうそう出ては参りません。そう考えると、東野圭吾、宮部みゆきという作家はたいしたものだと思うのですが、皆様は如何でしょうか。
そんな中で、今年のNo.1を決めるのはとても難しいのですが、私的には「もしドラ」や村上春樹、池上彰ではなく、内田樹をあげたいと思います。
いわずと知れた「日本辺境論」は、昨年の新書大賞だそうで、恥ずかしながら私は今年に入って読ませていただきました。また、近著の「街場のメディア論」も興味深く読ませていただきました。
それらをきっかけに、何冊かの本を読んでいるところでありますが、著者自身は「新しいことは何も言っておらず、すでに先人達が語っていることを、再度語っているだけ」なんだそうですが、私にとっては全てが新しい。さらに彼が引用する先人達の著書を連鎖的に漁ることもさらに楽しい。そして何より、いずれも著者の大学での講義や演習を基にした著書であったので、わかりやすい。
今年、出会った本のなかでは、秀逸であったと思います。
ちなみに、こちらは、トーハンの2010年ベストセラー一覧でございます。
1 *「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 岩崎夏海
2 「バンド1本でやせる! 巻くだけダイエット」 山本千尋
3 「体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食」 タニタ
4 「ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式完全ぼうけんクリアガイド」 元宮秀介
5 *「1Q84 (3)」 村上春樹
6 「ポケットモンスターブラック・ホワイト公式イッシュ図鑑完成ガイド」 元宮秀介
7 *「伝える力 「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!」 池上 彰
8 「新・人間革命(21)/新・人間革命(22)」 池田大作
9 「創造の法 常識を破壊し、新時代を拓く」 大川隆法
10 「くじけないで」 柴田トヨ
11 「これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学」 マイケル・サンデル
12 「エッセンシャル版 マネジメント 基本と原則」 P.F.ドラッカー
13 「日本人の知らない日本語 (2) 」 海野凪子
14 「知らないと恥をかく 世界の大問題」 池上 彰
15 「モムチャンダイエット プレミアム DVD付」 チョン・ダヨン
16 「天地明察」 冲方 丁
17 「ゲゲゲの女房 人生は……終わりよければ、すべてよし!!」 武良布枝
18 「あたしンち (16)」 けらえいこ
19 *「誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール」 野口 敏
20 「母 -オモニ-」 姜尚中
私が読んだの「*印」はわずか4冊。
今後、どうしても読みたいと思っているのは、11.16.の2冊です。
12.については、何とかエッセンシャル版ではない方を読みたいと思っています。
2010年12月28日火曜日
今日で仕事は終わり
今年もいろいろなことがありました。
自分の目標が何だったのか分からなくなってきました。
生きていくことが本当にしんどくなった年でもありました。
叶わぬまでも、大いなる志を持っていた時期が懐かしいです。
一体何がきっかけだったのか、今となっては思い出せません。
来年こそは、変わらなければ。
と思うのですが。。。
2010年12月19日日曜日
終の棲家
父の病院通いは、薬をもらうためだけのもので、診察時間もホンの数分、あっという間に終わります。
特に昨日は、病院へ着いたとたんに名前を呼ばれ、会計を済ませて、隣の薬局で薬をもらい終わるまで、30分と係りませんでした。
おかげで、その後はゆっくりと一緒に買い物をすることができました。
父が倒れて、この11月で丸4年になります。病状が良くなることはもちろん無く、かといって極端に悪くなっているわけでもなく、息子としては安心しています。
来年には、父の入居している施設が、別の場所へ移転するという計画もあります。
その後、今入居している者たちはいったいどうなるのか、まだ詳しくは聞かされていませんが、おそらくは父にとっては終の棲家となるはずです。
できるだけ良い環境で過ごさせて上げたいと思っています。
2010年12月13日月曜日
徒然に思う
鳩山前首相から菅首相へ交代して半年。
これほど見事に期待を裏切った政権があったでしょうか。
特に菅さんについては、個人的には非常に期待していただけに、残念です。
いくら何でも、「仮免許」はないでしょう。
特にこの件で!と絞りきれないくらい多くののガッカリがありました。
前の自民党政権末期のように、とても途中で解散総選挙はできないでしょう。
となると、この先2年半は、民主党政権が続きます。
さて、その間に何名の首相が就任することになるでしょうか。
その間に「日本」の復活はあるんでしょうか。
これは、民主党だけの責任ではない。
現在野党に転落した自民党も責めを負うべきことです。
そして、そんな政治家を許してしまった我々も。
2010年12月10日金曜日
ボーナスなのだ
確かに、非常に厳しい状況におかれている中小企業(特に私の身近な伝統産業界など)の皆さんなどは、ボーナスなんて!!というところかと思いますし、ましてや我々の給与は全て税金からまかなわれているという現実を考えると、やむを得んかなと思うのですが。
でも、それにしても、何か悪いことをしているような嫌な気分になってしまいます。
私たちは、公務員という仕事に誇りを持っていますし、決して私利私欲のために仕事をしているのでもありません。
しかしながら、公務員と言うだけで、特殊な目で見られるというのは、なかなかつらくて、一体何を支えに働けば良いのかと考え込むこともしばしばです。
いつもながらのボーナスの報道を見るたび、考え込んでしまいます。
2010年12月8日水曜日
12月8日
30年前、私は翌年の大学受験に向け、京都市内で予備校生活を送っているさなかでした。
同じ寮の隣室に、ビートルズをこよなく愛する男がいて、幾度となく偉大なるビートルズの話を聞かされておりました。
ところがこの日、聞いていたラジオのニュースでこの事件が報道され、外出していた彼にその話を聞かせたところ、最初は信じなかったのですが、本当だと判ると、一気に青ざめ、その後はニュースにかじりつき、押し黙ったようになってしまいました。
私自身には、それほどの思い入れはなかったのですが、彼のその反応を見て、改めてビートルズの偉大さを思い知ることになりました。
そして、あれから早30年。改めて月日の経つのは早いものだと、実感しております。
2010年12月7日火曜日
12月の仕事
役所では12月となると、次年度の予算編成作業の一つ目のヤマを越えたところで、新年早々の最終局面へ向けて詰めの作業を行っている、という様な状況です。
とはいえ、ここ数年(特に私が外郭団体へ出向していた2年間)で、電算化が一気に進み、これらの作業が大きく様変わりし、昔の感覚のままではとてもついて行けないようなシステムになってしまいました。
年を重ねる毎に、システムはどんどん更新されていって、私たちのような年代では、その急激な変化に対応できなってしまっています。染みついた、習慣やクセというのは、なかなか変えられないものです。
なんとか、周りの邪魔にならないようにしなければ、と思う今日この頃です。
2010年12月6日月曜日
濃霧に注意
嵯峨野線では、濃い霧のため20分程度列車が遅れてしまい、危うく遅刻をしそうになってしまいました。
山に囲まれ、中央を大きな川が流れる亀岡、南丹地区では、霧が発生しやすい条件を備えており、濃霧が発生する度、安念確認のため列車が徐行運転をしなければならず、どうしても列車が遅れがちになります。
今春、園部-京都間が完全に複線化されたおかげで、こういった遅れも多少解消されていたのですが、今朝の霧は特別深かったようです。
先ほど申し上げたように、霧が発生するのは山間部だけなので、保津峡を越えて京都市内に入るとからりと晴れ上がった青空の下に出てまいります。
このとき、市内から保津峡方面を見やってみると、保津の渓谷から白い霧が市内へ流れ込んでくる様子が、とても幻想的で綺麗です。
渡月橋付近はもちろん、昔は、嵯峨嵐山のホームからも見ることができたのですが、最近では建物の陰になって見ることができません。
ところが、先日関西空港へ向かう特急はるかの車窓から、北西方面を見ると、遠くにその風景を見ることができて、しばしの間ボゥっと見とれておりました。
自然が作り出す風景は雄大で美しい、そしてそれは人類の歴史とは関係なく、数億年にわたって来る返されてきたのだろうと思うと、なかなか感慨深いものです。
2010年11月29日月曜日
初霜?
家から駅まで向かう自転車ではとりわけ応えました。
道沿いの植木や田畑を見ると、うっすらと白くなっており、どうやら霜が降りているようです。
先週は不在だったし、週末は朝方外へ出ることがありませんでしたので、定かではありませんが、ひょっとすると今年の初霜かも。
今週中には師走を迎え、これからさらに厳しい寒さを迎えます。
今年は夏が暑かったのですが、冬は一体でどうなるでしょうか。
ただ、ピンと張り詰めた寒い朝って、個人的には結構好きなんです。
2010年11月24日水曜日
2010年11月23日火曜日
パリのホテルから
フランスに着いて5日目ですが、早くも今日で帰国です。
ようやく時差ぼけがとれたと思ったところで、帰らねばならずとても残念です。
今回のフランス行きは、ほかの部局の仕事に、お手伝いでついてきたもので、その意味では気分的にはとても楽だったのですが、それはそれで大変な部分もありました。
今はパリのホテルですが、この間パリ市内にはほとんど滞在することなく、リヨンとノルマンディ地方へそれぞれ小さな旅行をするという、かなりの強行軍で、街を観光している暇はほとんどありませんでした。
ただ、唯一の救いは天候に恵まれたことで、気温は結構低かったのですが、雨にも降られることなく、何とか最終日を迎えることができ、ほっと一息ついています。
後は無事に飛行機に乗るだけ、明日の朝には日本です。
2010年11月19日金曜日
2010年11月17日水曜日
インドネシア火山
日本での報道はほとんど少なくなりましたが、30万人とも40万にとも言われる住民が避難生活を送っており、いつまでその状態が続くのか、全く判らないというのが現状です。
訪問したときは、穏やかな様子を見せていた山でしたが、自然災害の恐ろしさを改めて認識いたしました。
一日も早い火山活動の終息と避難住民の通常生活への快復、さらには亡くなった多数の方々のご冥福を心からお祈りしたいと思います。
2010年11月7日日曜日
2010年11月6日土曜日
2010年10月30日土曜日
2010年10月27日水曜日
2010年10月25日月曜日
インドネシアの風景
インドネシアの風景第1弾をお送りします。
インドネシアではご存じの通りお米を食べるので水田があるのですが、年がら年中気温が高いので、いつでも作付けが可能という非常にうらやましい気候に恵まれています。
市内から郊外へ向かう車中から撮った写真です。
よく分からないかもしれませんが、ある田んぼでは稲がたわわに実っていて、またその隣の田んぼでは田植え中という非常に不思議な光景が見られます。
まさに常夏の国を実感いたしました。
この写真は、出張中にに訪れた美術館の庭に生えていた巨木です。何という名前だったかど忘れしましたが、上から垂れ下がってきた根(?)茎(?)が地面に接地すると、それがまた太い幹に成長していくそうです。
なかなか、見事な巨木でございました。
次回は、街の風景と草花の写真を投稿したいと思います。
2010年10月19日火曜日
ここはどこだ??
さてこの写真、一体どこだかわかりますか?
何と私は今、仕事でインドネシアのジョクジャカルタへ来ています。
何故インドネシア?
その理由は、私が勤務する京都府庁では、ここの特別区と友好提携を結んでおり、今年がその提携25周年という記念の年に当たります。
そこで、京都府から当地へ代表団を送ることになり、その先遣隊としてここへ来ております。
到着したのは、昨日17日で、明日には京都府の知事と府議会議長が当地を訪問する予定になっています。
今日は、こちらの政府と明日から行われる記念行事の打ち合わせをしておりました。
今日は一日その打ち合わせだったので、ほとんど市内を見ることができませんでしたが、写真は宿泊しているホテルの前の通りで、マリオボロ通という市内でももっとも活気にあふれる通りだと聞いています。
噂に違わず、街路には露天商が店を並べ、道路は数多くの自動車、オートバイ、そしてベチャと呼ばれる輪タクが道幅いっぱいに走っています。
写真に見える鳥居は、この記念行事のためジョクジャカルタ州政府が建てた物で、大きさこそ違え、平安神宮の大鳥居を模したものと思われます。
なかなか我々では考えつかない仕掛けですが、現地の人たちにはどのように見えているのか、興味があるところです
私自身は22日まで滞在することになっておりますが、その間にできるだけレポートを送りたいと思っておりますので、乞う御期待。
2010年10月3日日曜日
2010年9月25日土曜日
2010年9月15日水曜日
2010年9月6日月曜日
なんて暑さだ!!
この暑さのせいで、野菜やお魚など食卓を飾る物達に大異変が起きているようです。今年はサンマが例年の数倍に値上がりするとか、この秋は国産物の松茸はほぼ全滅だとか、いろいろと言われています。
そういえば、田んぼの稲もエライ育ちがよいそうで、例年よりも10日から2週間程度収穫時期が早くなりそうだと言われています。いつもなら今月末から来月にかけて刈り取られるものが、亀岡市内ではすでに刈り取りが行われている田んぼも見受けられます。
稲というのは元々熱帯の植物なので、暑さには非常に強いそうで、我が父曰くこういうときは逆に実が入りすぎて良くないので、刈り取り時期が難しいのだそうです。
いずれにせよ、この猛暑の中での作業となります。農家の皆さんには暑さに十分注意して、作業をしてもらいたいものです。
2010年8月31日火曜日
2010年8月29日日曜日
東上中
今日の仕事は夕方からなので、ノンビリ と新幹線に乗り込んでいます。
ただ、一人きりということもあって、少し贅沢してグリーン車に乗っております。
その昔毎月のように東京へ出張していた頃があって、そのときはよくグリーン車を使っていました。
座席が違うと疲れ方が違うような気がしたものです。
今は新幹線もずっと早くなってしまい、疲れるヒマもないくらいです。
今日のところは、少しばかりの贅沢をお許しください。
2010年8月18日水曜日
2010年8月16日月曜日
困った
すぐに疲れる、常に疲れているように見える
これまで好きだったものにも興味を示さない
夜が眠れない、いくら寝ても眠い
口数が少なくなる
セックスに興味がなくなる
食欲がなくなる
飲酒、タバコ、コーヒーの量が多くなる
一日のうち、朝方の調子が特に悪そうに見える
これらは、鬱に気づくためのチェック項目の一部です。
実は、怖いくらいにたくさんの項目が今の私に合っています。
以前、書いたことがありますが、比較的ストレス耐性が強いと自負していました。
ところが、やはり限度というのはあるようで、どうもその限度を越えてしまったように感じています。
ストレスの原因は明らかなのです、できればそのストレッサーと離れていたいのですが、それはなかなかかないません。
となると、何とかうまくやり過ごすすべを見付けなければいけないのですが。。。
どうしたものか、今ひとつ気力がわきません。
困った。
2010年8月8日日曜日
閑話休題
これだけ暑いと、脳みそがゆだってしまいそうで、じっくりとものを考えることができません。
また、一つのことに意識を集中することが難しくなって、注意力が散漫になってきます。
今日も一日ゴロゴロしながら本を読みふけっておりましたが、毎月書いている読書録がここのところ滞っていて、数ヶ月間更新できていません。
いつかはまとめて、、、と思っているのですが、なかなか手がつけられません。
今年は何とか200冊程度の本を読もうと思っていたのですが、今日現在でおよそ160冊。予定より若干進んでいますが、今年は小説が多いのが昨年までと違う大きな特徴です。
最近は比較的年齢が若くて、独創的な世界を持った作家が活躍しています。
しばらくは、小説を読むことが少なかったので、楽しく読んでいます。
近いうちに、読書録を更新しますので、ご期待ください。
2010年8月6日金曜日
空疎な社会
この暑さというのも、けっこう体にはストレスとして感じられるもので、十分なケアが必要です。連日の猛暑日で、全国的に熱中症が多発しているようで、高齢者や乳幼児には特に注意が必要です。
それ以外にも、ここ数日は高齢者や乳幼児に関わる大きなニュースが世情を賑わせております。
いずれも地域住民の関係が疎遠になってしまい、コミュニティが崩壊しつつある実態を如実に現しているように思われます。
核家族化が進んだ数十年前から都市圏では危惧されていたところですが、最近では周辺部の中小都市でも同様のことが進んでいるようです。
特に個人情報保護法という法律ができた以降、他人のプライバシーの分野に立ち入ることが難しくなってしまったようで、本来こういった分野で力を発揮してくれるはずの民生委員の皆さん方が全く仕事にならなくなってしまったとも言われています。
実は私の父も田舎で民生委員を長くさせていただいており、当時は田舎のことでしたから今のような変な難しさはなかったように思うのですが、今はどうなのでしょうか。
個人情報保護法に限らず、どんな法律であっても、守られるべき法益があるわけですが、本当はそれよりもさらに優先されるべきものがあるわけで、本来的には社会の共通認識があったと思うのですが、それが崩れてしまった現代社会。これからどのような社会になっていってしまうのでしょうか。
2010年8月5日木曜日
ストレス
手術は成功したようで、術後の経過も良好と言われており、一ファンとしては嬉しい限りであります。この病気の場合、たとえ初期と言われてもなかなか安心できるものではなく、本人としては不安が募るばかりであろうと思います。
発症の原因はいろいろと言われておりますが、毎日再生を繰り返している数多くある人間の体の細胞ですが、実はそのうちのいくつはしょっちゅうガン化しており、通常であればその細胞は死んでしまうのですが、免疫力が低下しているとその細胞が増殖してしまうのだそうです。
ですから、できるだけ免疫力が低下しないようすることがガンにならない最良の方法なのだそうです。では免疫力を低下させる最大の要因は何か。それはいわゆる「ストレス」なのだそうです。
私も退院する際、主治医にとにかくストレスをためないよう強く強く言われました。
それまでは、割とストレスには強い方で「俺はストレスを栄養にして生きている!」とうそぶいていたのですが、最近はとりあえず「柳に風」をモットーとしております。
お酒やタバコの害も言われますが、それがストレスを呼ぶようなら猛毒になり、ストレスを発散させるようなら良薬になると言うところでしょうか。
2010年8月3日火曜日
6年経ちました
今日は8月3日。ちょうど6年前の今頃に左奥の親知らずが暴れ出したのが、例の大病の始まりでした。
親知らずの周りの歯茎が腫れ上がって、まるで「こぶとりじいさん」のようになってしまい、近くの歯医者さんに通っておりました。
したところが、治療をすれどもなかなか腫れが引かず、歯科医から近くの口腔外科医を紹介してもらい、さらにはそこから京都大学医学部付属病院の口腔外科を紹介してもらい、生体検査を受けることになりました。
一週間後に検査結果を聞きに行ったところで、人生初の「ガン宣告」を受けました。
直ちに手術日が決められ、それまでに入院すべきことなどが決められました。
その後、いったん職場へ帰ったのですが、ボウッとしながら戻ったことを憶えています。
そこからはバタバタで、詰まっていた仕事を全てキャンセルしたり、他の人に替わってもらうなどの調整をし、入院することになりました。
そういえば、同じ病棟に知り合いが入院していて、直前に見舞いに行っていたところ、その人と病院の廊下でお互いパジャマ姿でバッタリ出会い、お互いに苦笑いをしていました。
手術前に概要説明があって、最悪の場合、下顎が無くなるかもとか、味覚を感じる神経を損傷するかも、などという怖い話も聞いていたのですが、幸いどちらの目にも遭わずに済み、執刀していただいた先生には心から感謝しております。
安心したのもつかの間、結局翌年には再発するわけですが、その話はまたいずれ。
思い起こせば6年が経つわけですが、私にとっては短い6年でしたが、考えてみれば未だ就学前だった下の娘が5年生になり、中学生だった上の娘は大学生になってしまいました。
今後は、何とか健康体で過ごしていけるよう、精進して参ります。
2010年7月27日火曜日
2010年7月19日月曜日
梅雨明け
連日30度以上となり、各地で観測史上最高値を記録したそうです。
また、同時に水の事故も相次いだようで、悲しいニュースもたくさん聞かれました。
さて、先週の参議院選挙では大方の予想通り民主党を中心とする与党が過半数を制することができず、いわゆる「ねじれ国会」となりました。一方の衆議院でも再議決可能な3分の2以上の議席を有していないため、非常に慎重な国会運営が臨まれています。
人によっては政権が不安定になり、経済の再建は遅れるばかりという言い方をする方もあります。
しかしながら、私の目から見ると昨年までの自民党がやっていたような政権運営が間違っていたのであって、今後与野党が議論をしながら政策をきめて行かざるを得ない、現在の状況はかえって望ましいのではないでしょうか。
それにしても、今回の選挙の結果で一つだけはっきりしたことがあります。
どうやら、国民は圧倒的な多数で消費税増税を支持したようですね。
2010年7月13日火曜日
梅雨はいつまで、、、
どうやら、亀岡地方には大雨の警報が出ていたようで、7時半頃に円町駅に着いた頃には結構な降りになっておりました。
改札口の掲示を見ると、どうやら10分以上電車が遅れている様子。
仕方ないなとホームへ上がって待ってはいたが、電車のくる様子はなし。
もう一度掲示を確認すると、現在運転見合わせ中。
この間、駅のホームでは構内放送がほとんど聞こえず、どうなっているのかさっぱり分からないままでした。
結局、1時間以上の時間をおいてようやくに電車が動き出し、自宅へ帰り着いたのは、10時前でした。
いつもなら1時間もかからない道のりに、およそ3時間をかけての帰宅となりました。
この梅雨、あとどれくらい続くのでしょうか。
2010年7月12日月曜日
苦い一日
いわゆる「クレーマー」というやつに当たってしまい、散々な目に遭ってしまいました。
我々の仕事は、どんなに罵詈雑言を浴びても一切言い返すことをできませんし、それどころか腹を立てることすら許されません。
今日の彼は、先に私の部下に30分以上にわたって、ネチネチと言いがかりをつけた後、変わって電話した私に突然激高したものです。
実は、今回の彼には我々の方から頼み事をしており、何とか理解してもらって、その他の見事を引き受けてもらわなければいけない立場でしたが、結局引きうけて頂くことができませんでした。
私たちの仕事は結果責任ですから、いくら誠意を持って対応しても怒らせてしまっては全面敗北です。すべての責任は負わなければいけないので、それについての一切の抗弁はいたしません。
それにしても苦い一日でした。
2010年7月6日火曜日
ウイスキーがお好きでしょう?
おかげでコマーシャルを流しているウイスキーが品不足になっているとも言われています。
実は私、最近はもっぱらビールですが、バーボンが好きでワイルドターキーをずっと愛飲しておりました。基本的にお酒を飲む場合には、そのお酒に敬意を表して、常にストレートで飲むことを心がけております。したがって、バーボンもずっとそのままで飲んでいたのですが、どうもストレートできついお酒を飲むと口腔内を傷つけることもあるとかで、ひょうっとしてこれが病気の原因か、とも思っておりました。(主治医の先生曰く「まぁ関係ないわ!」だそうですが)
私が学生の頃は、ウイスキーと言えば水割りが当たり前で、ハイボールというのはとても古くさい飲み方でした。中学生の頃好きで読んでいた星新一の小説には、ハイボールという飲み物がよく出てきたので、「これは一体何じゃろかいな?」とわざわざ国語辞典を引いて調べたことを思い出します。
それからすでに数十年、今再び大ブームなんだそうですが、実は私、まだハイボールなるものを飲んだことがないのです。果たしておいしいんですか?
2010年6月30日水曜日
平成22年前半を振り返って
昨夜はワールドカップサッカーの決勝トーナメント一回戦で、日本は大健闘したものの今大会初のPKで敗れてしまいました。
おそらく、誰もがテレビの前で手に汗握りつつ声援を送っていたことでしょう。
ところで、恒例により今年の前半を振り返ってみたいと思います。
前半の最大のできごとは、正月早々甥っ子を亡くしてしまったことです。しかも自ら命を絶ってしまうと言う衝撃でした。母親である姉の憔悴ぶりは目を覆うばかりでしたが、ようやく半年、少しは気持ちを落ち着いてくれたかと思っています。
上の娘がめでたく大学生になりました。残念ながら当初の第一希望校には入れませんでしたが、高校の担任のアドバイスもあって、何とか滑り込むことができました。電車で1時間と、若干遠いかなと心配していたのですが、幸い講義の履修方法によっては、9時過ぎに自宅を出れば余裕で間に合うことが判り、今は毎日楽しく通学しています。友人もたくさんできたようで、親としてはホッと一息です。
我が身に関しては、大きな変化はありませんでした。まぁ、変わらないことが何よりと言ってしまえばそれまでですが、数えてみれば私がこの組織で働くことができるのも残り約10年。10年後に向けて、どのようにライフプランを描いていくのか、真剣に考えなければいけないなと思う今日この頃です。
2010年6月22日火曜日
人事評価
緯度の高いドイツでの夏至の思い出もあるのですが、それはまた次の機会にいたします。
さて、今日の午前中は昨年度の人事評価(自己評価)に対する、上司評価のフィードバックがあり、すべての職員に評価結果が通告されました。
現在はまだ試行テストの段階で、この結果が昇格や手当に反映されることはない(実は管理職についてはすでに反映されています。)ので、結果を聞いても、はぁそうですかと言ったところでした。
評価は、4段階(S、A、B、C)で下されるそうで、いわば優、良、可、不可で判定されます。
結果、本日私が頂いた評価は「B」=「可」でございました。
この結果については、試行段階とはいえ素直に受け止めるべきと思っているのですが、実はこの評価を与えてくれたのが、現在府庁の中での大きな事件を引き起こしたご本人にでありまして、それを考えると非常に複雑な思いをしております。
ある意味では、この評価は逆に誇っても良いのではないかと密かに思っています。
2010年6月20日日曜日
大揺れ
これは、時の府幹部が、選挙前の現職知事の街頭演説への積極的な対応を促すため、庁内のメールを使って、複数の管理職に依頼を発信したもので、それが一部のマスコミを通じて全国報道されたというものです。
専門家によると公職選挙法違反の疑いもあると言うことで、該当の幹部は降格され、実質的には自宅で謹慎中と報道されています。
実はこの幹部は、今春まで私の所属するグループの長であり、言うならば直属の上司となります。
なかなか頭の良い人で、ある種の馬力も備えた人でした。
そんな人が何故にこのようなことをしてしまったのか、私には理解に苦しむところです。
来週あけには、外部専門家による調査委員会が設置されると聞いています。
結果によっては、さらに大きな嵐になるのではないかと、危惧しています。
この事件自身が府民の信頼を裏切る行為であることはもちろんですが、一部のことで他の仲間全部が同様に見られてしまうと言うのも残念なことです。
2010年6月12日土曜日
2010年6月10日木曜日
2010年6月9日水曜日
ヒロシマ
以下長いが、全文を引用させていただきます。
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◎被爆石、ポツダム到着=来月完成の記念碑に設置—ドイツ
広島、長崎の原爆犠牲者を追悼する記念碑の設置計画が進むドイツ東部のポツダムに8日、記念碑に埋め込む被爆石が到着した。
広島からは広島電鉄の路面電車の被爆した敷石、長崎からは爆心地近くの山王神社の庭園の石が提供された。記念碑には日英独の3カ国語で「核兵器のない世界を願って」との言葉を添える。
原爆投下命令は1945年7月、米英とソ連がドイツの戦後処理を協議したポツダム会談の開催中に、当時のトルーマン米大統領に随行した陸軍幹部が米軍司令部に伝えた。
記念碑は同大統領が滞在した邸宅前の「ヒロシマ広場」に設置。落成式は命令が出されてから65年となる7月25日に行われる。
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第二次世界大戦の戦後処理が話し合われたポツダム会議の会場としては、当時のベルリン近郊で奇跡的に破壊されずに残っていた「ツェツェリンホーフ宮殿」という屋敷が選ばれました。
現在は、宮殿内が公開されており、普通のホテルとしても利用されています。
米・英・ソ連の代表団は、当時の宮殿周辺に分かれて滞在していたようで、当時のトルーマン他アメリカ代表団が滞在していた屋敷は、リトル・ホワイトハウスとも呼ばれていました。
どうやら、その邸宅前の広場が「ヒロシマ広場」と呼ばれているようですね。たしか、ベルリン市内の現日本大使館の近くには「ヒロシマ通り」もあったはずです。
10年前、私がドイツに滞在していた頃、ドイツで最もよく知られている日本の都市は、�
東京、�広島、�長野(ちょうどオリンピックの頃でしたね)の順番で、京都の知名度は意外と低かったことを憶えています。
同じ敗戦国として、ドイツ人にとって「広島」というのは特別な意味を持った都市なのですね。
2010年6月8日火曜日
若干うつかしら。
昨年は狂ったように読んでいた本も今年は大きくペースダウンし、5ヶ月でようやく120冊というペ状況です。
傾向としては、フィクション特に小説が多くなり、あまり考えずに目で追っていけるような本が多くなりました。
私が目指そうとしていた読書スタイルは決してそのようなものではなく、物事を考えるための糧にしたいというのが本旨でしたから、大きく逸脱しております。
できれば早く気力を取り戻し、好きなことに邁進していきたいのですが、なかなかままならないものです。
何かうまい気分転換の方法はないものでしょうか。
2010年6月5日土曜日
政権交代完了?!
昨日の国会で新しい首相に選出された菅直人氏は、週末にかけてじっくりと人事構想を練るとかで、新内閣の発足は8日くらいになるようです。
今日の朝日新聞の記事で気がつきましたが、1955年に自由民主党が誕生して以来、この政党と全く関係がない首相というのは実質初めてである。
過去に一度自民党が下野して政権交代されたことがあったが、そのときの首相は細川さん羽田さんという元自民とうの国会議員、鳩山さんもしかり、唯一の例外は社会党の村山富市氏だが、このときは自民党との連立政権であった。
今回の菅さんは、元市民運動家で、自民党に籍を置いたことのない久しぶりの首相と言うことになる。
さらに今回はもっとも自民党らしさを体現する小沢氏とも距離を置くことに決められたようである。
朝日新聞氏曰く、これで昨年の衆議院選挙で始まった政権交代が、実質完了したと言える。
過日も記したとおり、私自身は民主党の政治に大きな期待を寄せている。菅さんも市民運動家の頃から密かに注目していた政治家の一人である。旧来の弊害を打破して、新たな国作りに力を発揮してほしい。
2010年6月4日金曜日
2010年6月2日水曜日
参謀不在
巷間いろいろと言われているが、私自身も民主党政権に大きな期待をしていただけにとても残念な結果である。とはいえ、衆議院で多数を占める民主党の党首がそのまま首相に指名されるという構図は変わらないので、次の党首、首相には是非とも昨年熱狂した国民の期待を裏切らないでもらいたいものである。
そういえば、この9ヶ月間を振り返ってみても、鳩山さんが残した功績はそれほど思いつかないということに気がついた。
例えばこの間、政府の情報公開は別次元へ移ったかのように進んだ。我々が入手できる情報の量は、昨年に比べ、桁違いの量で増えている。
また、評価はいろいろある「事業仕分け」。税金の使われ方に国民の関心が向けられるようになった。
あるいは、沖縄の基地問題。沖縄県民以外のすべての国民が避けていた問題を白日の下に曝した。
と、これらはすべて民主党政権の成果なのである。鳩山首相がリーダーシップを発揮したものはほとんど無い。
しかしながら、かつての単純構造の世界とは違い、高度に複雑化した社会の中では、一人の強力なリーダーがリードしていくという構図は成立しにくい。
従って、どんな組織であっても強力なリーダーシップを発揮するためには、そのリーダーを支える参謀の存在が重要になってくる。
そういう意味では、今回の鳩山首相の迷走ぶりは首相を支えるべき参謀が居なかったと言うことができるのではないか。大きな期待をしていただけに、本当に残念である。
2010年5月23日日曜日
大感染を防げ!!
人間には感染の可能性が無いようなので、その点では安心ですが、宮崎県と言えば牛肉、豚肉の大生産地であり、家畜として飼育している農家も多数あり、彼らにとっては生活を左右する大問題です。
また、感染の広がりを防止するため、県内の移動も大きく制限されており、一般県民の生活にも大変な不自由をかけることになりました。
そういえば、京都府でも今から6年前、鳥インフルエンザの発生があって、そのときにも今回と同様の大問題となり、府民の皆さんに大きなご不自由をかけました。
私自身も、被害のあった農家の鶏舎で、感染の拡大を防ぐためというやむを得ない理由から、生きている鶏たちの殺処分に動員されたことを思い出しています。
ウィルスの封じ込めおためには、これしかないと言うことは理解しているつもりですが、やりきれない思いをいたしました。
おそらく、現在の宮崎県でも同様の作業が行われていることと思います。小さな鶏と違って、巨大な家畜ですから、その作業の困難さは想像を超えるものがあると思います。
早速、初動体制や殺処分後の補償問題などで様々な問題提起が出てきています。もちろん、「次」の事故を生み出さないためにも、そういった議論は必要でしょうが、今はまず感染拡大を防ぐためには何をどうすべきか、ということに傾注してもらいたいものです。
皆さんは覚えておられますか、6年前京都で鳥インフルエンザが発生したとき、最初に発生した鶏舎のオーナーが自らの命を絶ってしまったことを。こういった苦い思いはもうたくさんです。
2010年5月20日木曜日
トイレでも油断はできない
トイレに行ったあと手を洗っていたら、隣で手を洗う男性と大きな鏡を通して目が合いました。
どこかでよく見る顔だったので、ぺこりと頭を下げて部屋へ戻ろうとしました。
ところが、廊下へ出てびっくり、大勢のスーツ姿の人たちが待ち受け、我が国際課の廊下を挟んで向かい側、広報課の小部屋には、テレビカメラがぎっしり。
そこで、先ほどの男性の名前を思い出しました。みんなの党の渡辺代表でした。
どうやら、この夏の参議院選挙京都選挙区に擁立する立候補予定者の発表記者会見だったようです。
いやぁ、まさかあんなところで鉢合わせするとは、、、
驚きの一こまでした。
2010年5月16日日曜日
沖縄
その間もアメリカ軍は沖縄駐留を続け、哀しいかな沖縄そのものもアメリカ軍に依存するかのような形でしか存続できなくなってしまった。
そして、ここへ来て「普天間問題」の勃発である。
様々な考えや駆け引きがあったとは思うが、結果的に前の自民・公明政権では、沖縄在留米軍を引き続き沖縄に固定化することでアメリカ側と合意した。
ところが、昨年の政権交代以降、政権与党はこの問題を白紙に戻し、再度検討することを表明した。他国政府との合意事項であるから、政権が変わってもそれは維持されるべきと言う理屈は充分に理解できるし、そうでなければ国際的な信用を失ってしまう。
現に近隣の国との関係で我々は何度も痛い目に会っているのは周知の通り。
しかしながら、それでもなお今回の見直し議論は間違いではなかったと私は評価している。ただ、惜しむらくは日本国民の誰もがその議論に応じようとしなかったことである。「沖縄の人はかわいそう。だけど私の近くではなく、沖縄で良かった。」沖縄県民以外の誰もがそう考えている。そのことを率直に口にしたのが東京都知事であった。
一方私の知るかぎり、唯一この見直し議論に応じたのが、大阪府知事であった。もちろん関西の政財界とも、この意見を黙殺した。
結果はどう出たとしても、この普天間基地見直し議論については、もっと生の意見をぶつけ合うべきではないか。この問題について、来週急遽全国知事会が開催されることになった。結果よりも、そこでどのような話し合いがされるのか、その中身に非常に注目している。
2010年5月12日水曜日
2010年5月10日月曜日
ヤワラの道は、、、
休暇中、なかなか進まなかった仕事が、今日からようやく動き出しました。
来週19日には、ちょいと大きなイベントがあって、その準備をしているのですが、気がつけばもう1週間前ということで、少々焦り気味であります。
ところで、今日一番驚いたニュースというのが「ヤワラちゃん出馬」のニュースです。
まさか、女子柔道の金メダリストで国民的スターの彼女を選挙に立候補させるとは、幹事長の豪腕を見せつけられた思いです。
そのニュースの横に流れていたのが、元プロ野球巨人軍の主力打者とエースの立候補。
ヤワラちゃんに比べると、そのインパクトは桁違いという感じです。
それにしても、参議院選挙となるとどうして知名度のみに頼った候補者が出てくるのでしょうか。
何なんでしょうね。
2010年5月9日日曜日
2010年5月8日土曜日
政権交代?2
英国では、保守党を中心とした連立政権へ向けた協議が始まるようです。
完全小選挙区制である英国では、今回のように過半数を制する政党がいないのは大変珍しいようで、「hanging=宙ぶらりん」という名前がつけられているそうです。
それだけ大政党に有利な選挙制度であったということなんでしょうか。今回、事前の世論調査でかなりの支持を集めていた自由民主党が結果的に少数の議席しか得られなかったことで、この選挙制度を見直すべきではないかと言う議論が出てきているそうです。
同じヨーロッパでもドイツの連邦議会では、小選挙区と比例代表が併用されており、現在の日本の衆議院はこの制度に習ったものとされています。比例代表制では、少数意見を守るためには優れているが、小さな政党が乱立することになり、政権の運営が不安定になると言われています。
そのため、ドイツでは投票の獲得率が5%に満たない場合は、議席を得ることができないとされており、あまり小さな政党は議席を得られないように決められております。
別にどちらが優れた制度である訳ではないのだが、英国では2大政党制、ドイツでは連立政権が常態化することの根拠となっています。
ところえ、この日本。私たちにはどういった制度が望ましいのでしょうか。
私たちの意志が政治に反映される制度とは。
いずれにせよ、政治へ関心を持たないことが当然のように考えられている状態を何とかしなければいけない。
我々や我々の子孫のことは、我々自身が意志を持って決めなければいけない。
2010年5月7日金曜日
政権交代?
ブレア、ブラウンと13年間続いた労働党政権もどうやら年貢の納め時のようである。
選挙前の世論調査では若干不利と言われていた労働党が、最後の最後に党首の大失策で大敗したという感じである。
いずれにせよ、過半数を取った政党がないので、最多議席を獲得した保守党を中心に政権運営を始めざるを得ないのであるが、如何相成りますか、興味は尽きないところである。
前の政権交代は、私がドイツに住んで直後のできごとなので、結構印象に残っています。保守党の支持率が急落し、労働党政権が圧倒的な支持を受けて誕生いたしました。
今回は、この間の戦争や世界的な経済危機への対応につき、厳しい評価が下されたという所でしょうか。
翻って、我が日本国はどうでしょうか。
昨年、圧倒的な支持を受けて誕生した民主党政権。
半年をようやく過ぎたところですが、なかなか厳しいようですね。
できれば長い目で見てあげたいところですが、ちょっと限界かもしれませんね。
2010年5月6日木曜日
ギリシャ騒動
私がヨーロッパにいた10数年前からギリシャという国は、数あるEU諸国の中でもなかなかに難物であったように思います。
ご存じの通り、ヨーロッパの中でも南北問題というものがあって、北欧諸国のものの考え方と南欧諸国のそれとは大きく違います。
残念ながら、ドイツやイギリスなどのゲルマン系の諸国からすると南部のラテン系の諸国というのは何とも信用ならない国々と見えているようです。
たまに旅行で訪れたり、友人としてつきあう分には、そのおおらかさやいい加減さと言うのが魅力となったりするのですが、共にビジネスをしようとすると、それが大きな弱点になるようです。
私自身は、それで実害を被ったことはありませんが、何世代にもわたっておつきあいをしていれば、いろいろとあるんでしょうね。
欧州に統一通貨ユーロが誕生したとき、大欧州が一つの通貨の下に一致団結することで、巨大な力を持つことになるだろうと期待されました。
しかし、そこにギリシャのような国が加わることになろうとは、、、当時の私には予想もつきませんでした。
まさかギリシャが、、、、とは。
連休疲れ
とは言いながら、今日・明日を過ごせば、週末を迎えますので、連休はまだまだ続くという人も多いことでしょう。
ここのところ、ブログの更新もままならない日々が続いておりました。
これは決して忙しかったわけではなく、何となく気分が乗らなかったというのが正しいところです。
どうも、人間というものは時間がふんだんにあったり、余裕がありすぎると良くないようで、ある程度時間に制限があるほうが、いろいろなことができるようです。5分しか時間がないときには、5分でできることをやってしまう。そんな風にできているのではないかと思います。
この連休も、特にすることもなくのんべんだらりと過ごしてしまったためか、今日一日はどうもすっきりしないまま過ぎてしまいました。こんな時、自分で自分にうまくストレスを掛けるコツを知っていると良いのになぁ、と思います。
とにかく、変に疲れてしまったこの連休でした。
2010年4月12日月曜日
指折り数えています
先週月曜日にお腹から頸にかけてCTによる検査を受けており、その結果を聞きに行って参りました。
朝から携帯電話を忘れたり、病院へ行くのに診察カードを忘れ、その上時間つぶし用の文庫本を持って行くのを忘れと、不穏なムードをまといながらの診察であったため、とてもどきどきしておりました。
結果は全く異常なし。この秋10月がくれば5年満願。
指折り数えて待つ今日この頃です。
2010年4月11日日曜日
選挙です
今後4年間の京都府政の舵取りを委ねる人を決める選挙であり、我々によっては勤務する事業所の最高経営責任者を選ぶ選挙でもあります。
今夜早くには結果が出るものと思われますが、私はある数字に非常な興味を持って見ています。
それは、有権者の何割が投票所に足を運んでくれたかという数字、つまり投票率です。
誰が知事になるのか、その得票率は、というのも気になるところですが、府民の皆さんの府政への期待、関心が現れすのが投票率ではないかと思っています。
そして、私たちの一挙手一投足がその信頼となって評価されている、と思っているのですがどうでしょうか。
2010年4月2日金曜日
新しい環境
私事ながら、長女が大学生になり、雨の中入学式に行って参りました。
自宅からは少々時間がかかるものの通えないような距離ではなく、毎日電車とバスを乗り継いで通う予定です。
同じ高校から同じ学部に入学するのは自分一人、ということもあって相当不安な様子ですが、すぐに慣れてくれるのではないかと思っています。
役所では、いつもなら年度替わりと共に人事異動の季節なのですが、今年は知事選挙が間近にあるため、人事異動は選挙後までお預けです。
とはいえ、他の団体との関係などで小規模な異動があり、新しい人がやってきました。また、新規採用された職員さんも、数日間の研修を経て、各所属に配属される予定です。
いずれ、本人も周りも時間の経過と共に新しい環境に慣れていくことでしょう。
そしてその環境にうまく適応することが、最も重要なことなのでしょう。
私たちは、それをうまくサポートしていきたいと思っています。
2010年3月30日火曜日
ちょいと不安に思っています
以前は、図書館でまとめて10冊借りてきても、週末などに一気に読んでしまい、読まずに返却するなんてことは絶対にありませんでした。
ところが、ここへ来て借りるときは興味を持って借り出してくるのですが、途中で興味を失ってしまうケースが多々見られます。
どうも根気が亡くなってきたのか、はたまた本を読むことに飽きてしまったのか、なかなか食指が伸びません。
おもしろそうな本を読んでいても、そのペースは鈍く、なかなか一冊を読み切れません。
今年の年頭の誓いで、読書だけに没頭せず、いろんなことに幅広く手を出していこうと思っていたのですが、新しいことにチャレンジするでもなく、無為な時間を過ごすことが多くなってきました。
これっていったいどうしたもんなんでしょうね。
我が事ながら、ちょいと心配しています。
春なのに、春だから
昨夜の帰り道、思いっきり雪に降られてしまいながらも、積もるような雪ではなく、また2〜3時間で止むようにも思っていたので、ビックリしました。
つい先週末には花見に行っていたところが、まさかここへ来て雪見と花見がセットになるとは、、、げに自然の力は侮りがたい。
ところで、いつもの年なら人事異動の話題で盛り上がるところですが、今年は4月11日が知事選挙ということで、人事異動は選挙後に実施されます。いつもなら6月1日付けとなるのですが、今年はどうでしょうか。
とはいえ、3月31日付けで多くの先輩方が卒業して行かれます。
特に新規採用の頃に一緒に仕事をした人たちがチラホラ混じってくるようになり、自分の番が来るのもうすぐなのかと、改めて実感します。
出会いと別れが交錯するこの季節。お世話になった方々には改めてお礼を言いたいと思います。
2010年3月29日月曜日
2010年3月28日日曜日
2010年3月23日火曜日
2010年3月20日土曜日
便利になったおかげで
一部の区間ではすでに供用されていたのですが、ようやく全線開通し、ダイヤも大幅改正されて、とても使いやすい便利な路線になりました。
これまでは、少しトラブルがあると上り下りの両方に大きな影響が出ましたが、これからはそういう悩みも少なくなりそうです。
ところが、一つだけ困ったことが、、、それは便利になりすぎて電車に乗っている時間がとても短くなってしまい、貴重な朝の読書時間が短くなってしまったことです。
以前は30分程度のまとまった時間があったのものが、新ダイヤではせいぜい20分。
私にとっては大きな痛手です。別の確保方法を考えねばと思う今日この頃です。
2010年3月7日日曜日
戦国武将ブーム
当地、亀岡は戦国時代は亀山と呼ばれ、かの明智光秀が最後に居城としたところであり、本能寺の変前夜には、いったん亀山城へ戻り、そこから山陰道から西国街道、山陽道を経て備前の毛利攻めへ向かう途中、京の都へ攻め上ったと伝えられ、その間道は「明智越え」という名で伝えられています。
主殺し、悪役のイメージのある明智光秀ですが、織田信長配下の武将の中では数少ないインテリであったようです。
昨日の朝日新聞土曜版に戦国武将ランキングなるものが掲載されており、第一位は織田信長でした。
それ以外には、大河ドラマの影響か上杉謙信などが、上位にランキングされておりましたが、異色は黒田官兵衛と竹中半兵衛の2人です。
彼らはともに豊臣秀吉の天下取りを支えた名軍師として知られていますが、いずれも地味な存在で、なかなかドラマの主人公にはなり得ない者達ですが、意外や根強い人気で驚いてしまいます。
ところで、私が選ぶとしたら、、、やはり一位は信長ですかねぇ。非常に魅力的な人物であります。私が初めて読んだ司馬遼太郎の小説が「国盗り物語」でした。この物語は第一部が斎藤道三、第二部が織田信長と明智光秀を中心に描かれており、そこに出てくる織田信長が強烈に印象に残っています。
それ以外では、細川幽齋なんて言うのはどうでしょうか。彼は、私のふるさと舞鶴(当時は田辺と呼ばれておりました)の城主で、関ヶ原の合戦の前後石田三成に攻め込まれますが、長期間の籠城に耐え、子息は熊本藩の城主となります。何代か前の総理大臣ご先祖様ですね。
いずれ、戦国時代というのは常に生きるか死ぬかの戦いの毎日であったが、一方では初めてヨーロッパの文物が直接に伝えられたりと、多くのものが激変した時代でもありました。
今から四百数十年前の時代、激動の時代、俯瞰してみることができたら、さぞやおもしろいことでしょう。
2010年3月2日火曜日
妻取結(つまとり)地蔵
今日から、通勤経路を変えました。
以前から気になっていたお寺でしたが、
ちょいとのぞいてみると見事が梅が!!
ものすごい香りでした。
【GPS情報】
http://walk.eznavi.jp/map/?datum=0&unit=0&lat=%2b35.01.13.04&lon=%2b135.44.23.53&fm=0
2010年2月28日日曜日
悪病退散!
亀岡を代表する「ひえ田野神社」です。
癌封じで有名なのです。
【GPS情報】
http://walk.eznavi.jp/map/?datum=0&unit=0&lat=%2b35.01.03.07&lon=%2b135.32.06.61&fm=0
2010年2月25日木曜日
2010年2月23日火曜日
2010年2月21日日曜日
辺境人
来週は気温が上がりそうで、京都市内の梅の花も一気に咲き誇ることでしょう。
ところで、今週はおもしろい本を2冊読みました。
「日本辺境論」(内田樹さん)と「ヒュマンエラーは裁けるか」(シドニー・デッカーさん)の2冊です。
いずれも何週か前の新聞の書評で見かけたもので、それぞれ本屋や図書館に予約して読んだものです。
特に「日本辺境論」のほうは行き帰りの電車の中で読んでいたものですが、あまりにおもしろく、駅へ着いてしまうのが惜しいくらいの本でした。今年これまでに読んだ本の中では、文句なしに一番おもしろい一冊です。
これまでマスコミや政治家、いわゆる一般世論までが、自国のことを語る際、海外(あるときは米国・欧州、あるときは中国・韓国)からの評価やそれとの比較の中でしか話ができないのを非常に奇異に思っていました。これを内田氏は他者の目を通してしか自らを語ることができない辺境人の宿命と看過します。
とはいえ、そのことがダメだと言うことではなく、それこそが日本人らしさとも言います。
そのことが理解できただけでも大きな収穫でありました。
2010年2月13日土曜日
ガンバレ ニッポン!
珍しく朝からテレビの前でその開会式を見てしまいました。
私は、この開会式というやつが結構好きで、この場所へたどり着くまでのそれぞれの苦労や困難などに思いを馳せると、つい目頭が熱くなってしまいます。
今回のオリンピックでは、男女のフィギュアに期待が集まっているようです。
12年前の長野オリンピックは、ドイツで見ていおり、近所のドイツ人が、日本人特にスキージャンプの船木の活躍に祝福をしてくれたことを思い出します。
応援する方はすぐに結果を求めてしまいますが、出場する選手には、結果を気にせず精一杯全力を出し切ってもらいたいものです。
2010年2月7日日曜日
誕生日です
正直言って、本当に驚き。自分がこんな年齢になることがあるなんて、かつての私は
思いもしていませんでした。
昔々、わたしの周りにいた48歳は、もっとしっかりした尊敬できる"大人"ばかり
であったように思います。
それに引き替え今の自分は、、、と思うとまだまだ修行が足らないなと思います。
かの織田信長が亡くなったのが48歳。当時とは時代背景が違うとはいえ、この違い
は何だ。
今後も、向上心を失わず、緊張感をもって過ごしていきたい。
2010年1月31日日曜日
春よ来い
今年は必ず良い年になる!!そう宣言したことを少々悔やんでいます。
なんな悠長なことを言っていた全く同じ頃、私の身近で、私の知らないところで、あれほどの不幸な出来事が起こっていたとは、想像もしていませんでした。
父や私は、ようやく事実として受け止めることができるようになりましたが、残された家族はとてもそうはいかないでしょう。言葉で慰めることはできますが、立ち直るのは本人にしかできないことですから、それを期待するしかありません。
ところで、明日から2月。いよいよ大学受験の本番です。
我が家の受験生も、来週は私立大学の入試が3つ続きます。
先日、親の気持ちがようやく分かるようになったことを父に話しました。父は苦笑いを浮かべつつも、当時なかなか結果が出なかったことに心を痛めていたと話してくれました。
実は、私の通った香川大学の法学部というのは、私たちが第一期生。しかも国の予算が年度内に決まらず、4月まで持ち越されるという、不運・幸運もあって、なんと5月の連休明けに単独で入学試験が実施されたのです。
当然のことながら、時季外れの入試と言うことで、その年に受験に失敗した輩が全国から受験しにやってきて、結構な倍率になったことを覚えています。まさか、それまでの受験でことごとく結果が出ていなかった私が合格するとは期待しておらず、入学できたことは望外の喜びでしたが、それ以上に両親の喜びように感謝をしたものです。
あれからすでに30年。悲しみくれる姉には申し訳ない思いつつ、娘にも早く春が来ることを祈っています。
2010年1月28日木曜日
無題
今の悩みは、テンションが上がらないという悩みなので、なかなか難しいですが、何らかの助けにはなるかもしれません。
(以下、引用です。勝手に改行を調整しております。御容赦ください。)
岡崎太郎の『モチベーションシート』活用アドバイス No26
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
今日は「思考」について!
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人間の感情が厄介なのは常に上下に揺れていることだ。
腹が減れば「ご飯を望み」満腹になれば「ご飯を望まない」まぁ同じ人間とは思えないほど意識は入れ替わる。それが人間なのだ。
感情も意識も欲求もひと所に留まることができない。この事を知ることだ。
さて「悩み」を抱えるのはどんな時だろう?
そう!テンションが下がっている時に悩んだり迷ったりするのだ。
テンションの高い時であれば、小さな障害は蹴散らして前に進める。迷うのも一瞬で問題にならないだろう。
ところが、テンションが低いときは違う。思考はもちろんマイナス方向なわけだから、そんな時にいくら考えてもあまり貢献的な答えを導き出せるはずもない。
そう。つい悪い方向に考えイメージしてしまう。
同じ現象であっても上と下からではまったく別の見解が成り立つように、受け取り側のテンションの問題は根深い。
そう考えるとひとつの答えが見えてくる。
それは、テンションの堕ちている時に悩んだり考えたりしないことだ。つまりテンションの良い時に、最低最悪の想定を行い、その場合の対処策を考えておくことだ。
これは河出書房から発売されている「すごい自己啓発」に書いているので参照して頂きたい。
もし状況がこう変わったら、その時はこう対処しよう。と厳格に言語化しておくこと。ルール化しておくことだ。
そうでなければ、少しづつ熱を加えられている風呂に使った蛙の如く、気がつけば熱湯の中で茹で上がることになる。
そんな蛙に喩えられたくは無い。
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発行:ITM事務局 モチベーションシート事業部
URL http://www.it1616.com/
Email itm@itm.ne.jp
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2010年1月19日火曜日
無題
人は生きていく上で、いろいろなつらい目に遭います。
しかし、乗り越えられるつらさと、乗り越えられないつらさがあります。
今日、体験したのは乗り越えられないつらさです。
18歳になった息子を亡くした両親に会ってきました。
彼は言葉にできないつらいに耐えかね、今年のお正月に自ら命を絶ちました。
悲嘆に暮れた両親は、家族だけでひっそりと彼を送ってやりました。
そして、なすすべもなく毎日を泣いて暮らしています。
いくら、もっともらしい宗教や哲学の本を読んでも、
残された二親にかけてやる言葉は見つかりませんでした。
ただただ、肩を抱いて、話を聞いてやることしかできませんでした。
彼らにとっては、自慢の息子、希望の子でした。
そして、私にとっては、たった一人の甥にあたります。
神は、何故に、このような試練を与えたもうたのでしょうか。
あまりに悲しすぎます。つらすぎます。
2010年1月17日日曜日
センター試験
かくいう我が家にも、その受験生が一人おりまして、早朝から出かけていきました。
我々が受験した30年前とは、受験のシステムもすっかり様変わりし、受験のパターンも非常に細分化され、前期、後期、センター型、センター併用型、などなど、一体どれを受けたらよいのか、さっぱり分からない。
挙げ句の果ては、同じ学部で5回くらい受験の機会があります、という大学もあったりして、これは受験料を稼ぐための陰謀か?とも思ったりします。
今はまだ、一喜一憂する段階ではありませんが、ずっと長い間一人で頑張ってきたのだから、何とかその努力が報われてほしいと祈るのみです。
こんなとき、親は本当に無力です。
30年前の我が親の気持ちがようやく実感できるようになりました。
2010年1月12日火曜日
雪
新聞報道によると、ベルリンで17cmの積雪だそうで、私がいた頃にもそれほどの積雪があったという記憶はありません。
ご承知のとおり、ドイツの地形というのは南へ行くほど山岳地帯となり、積雪もあってスキー場なども南部に集中しているのですが、中北部の低地帯にはほとんど雪らしい雪は降りません。
そんな中での雪の思い出というと、毎年2月にドイツ南部ニュルンベルグで開かれる世界最大の国際玩具見本市へ行ったときのことが忘れられません。
おおよそ500kmの道のりなので、普通なら列車で行くところですが、そのときは何を思ったかか、自動車を駆って出かけることに致しました。
通常であれば、5時間くらいの道のりなので、お昼前くらいにベルリンを出てアウトバーンで向かったのですが、ベルリンを出た頃には全く降っていなかった雪が途中から激しく降り出し、アウトバーンは大渋滞となりました。
しかしながら、この見本市は見逃せないと見本市だったので、とにかくその日の内に着ければいいやと思って、車を走らせていたのですが、車はほとんど進まず、結局ニュルンベルグのホテルについてのは、真夜中少し前となりました。
世界中からバイヤーhが集まる見本市で、周辺のホテルはすべて満室状態だったので、必ず行くからと何度もホテルに電話を入れていたのですが、案ずることなくその日の宿泊は多くがキャンセルされていたようです。
翌日は嘘のような好天で、見本市も無事視察できたのですが、情報も全く分からない真夜中のアウトバーンで大変心細い思いをしながら運転し続けた懐かしい思い出です。
2010年1月7日木曜日
龍馬伝
ところで、龍馬が世人に愛される理由、魅力とは一体何かということに思いをはせたいと思います。
過去に、様々な媒体で取り上げられることが多いこの漢であるが、我々以上の年代の者にとっては司馬遼太郎の描く「龍馬が行く」の中の龍馬像が第一に思い出されるのではないか。
ある意味、超人の様な描かれ方をしている(と思う)のですが、常に「理想とするこの国のありよう」を「考え」、「実現」しようとしていたことが最大の魅力ではなかったかと思います。
井の中の蛙であった当時の我が国にグローバル化の大波が打ち寄せ、従来の価値観が通用しなくなってきていた時代の中で、どうすれば日本という国がその荒波の中を渡っていけるのか。そのことを常に考えていた人物ではなかったか。
そういえば、我々はいつからか「答えを見つける」ことばかりに傾注し、「考える」ことを忘れてしまったのではないか。正解がないことについてを考えることを恐れ、避けていないか。
それを恐れず、真っ向から挑んでいったその姿に私は尊敬と憧憬の念を禁じ得ません。
2010年1月6日水曜日
ドイツのパン
ドイツのホテルの朝食には必ず出てくるパンで、いつもナイフで上下に切り分け、間にハムとチーズを挟んでサンドイッチにして食べるのが常でした。このチーズやハムも結構種類があって、それなりにバリエーションが楽しめ、ときには、昼食用にいくつかくすねて帰ったものです。
どんなパンもそうですが、焼きたてはとりわけいおいしく、この無骨なパンになれてしまうと、フランスのクロワッサンや最近の柔らかい食パンなどは頼りなく感じたものです。
ドイツでは、商店の営業時間に厳しい法律がありまして、日中の開店時間が厳しく規制されており、特に休日はほとんどの店が閉まっています。
その中にいくつかの例外規定があり、パン屋さんがそのうちの一つだったと記憶しています。朝早くから、焼きたてのパンが店頭に並べられ、ご近所さんとおぼしき皆さん方が、買い物かごを片手にお気に入りのパンを買っていたのを思い出します。
久しく、あのドイツパンを食べていませんが、どこかで手に入らないものでしょうか。
2010年1月5日火曜日
2009年 この一(?)冊
○まずは何と言っても「池田晶子」さんの一連の著書。
「哲学エッセイ」という分野に分けられているようなのですが、とにかく「考えること」の重要性に気づかせてくれる著書ばかりでした。 どれということはないのですが、最初に読んだ「知ることより考えること」が、衝撃的でした。すでに亡くなっていたということが非常に残念です。
○小説家では「伊坂幸太郎」と「広瀬正」。
伊坂氏についてはいわずもがな、一連の著書は意外性に富み、読んでいて全く飽きが来ません。ベストセラー作家になるのも宜なるかなという感じです。どれもおもしろい。
広瀬氏については全く知らない作家でしたが、星新一よりも若干下の世代のSF作家です。惜しくも若くして亡くなったのですが、最近集英社文庫ですべての作品が再編集され出版されています。いずれもおもしろい。
○単行本では「殉職・宮本警部が伝えたかったこと 」という本が心に残りました。
本と言うより、ここで取り上げられている宮本警部という方の生き様がとてもすばらしく感動を覚えながら読みました。
○「こんな夜更けにバナナかよ」「お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい 」という本もなかなか良かったです。
障害者との共生、バリアフリーということについての考え方が大きく変わる一冊でした。
○「なぜハチは大量死したのか」「おいしいコーヒーの経済論」は経済書としてもおもしろかったです。
驚異的な経済成長の陰で失われていったもの、世界の人々が平安に暮らすというのはどういうことか、などといったことについて大いに考えさせられました。
○世界ということでは「セーラが町にやってきた」「ニッポン人には日本が足りない」「なぜ日本人は日本を愛せないのか」もおもしろかったです。
前の2冊は、海外から日本にやってきた女性2人が、日本の地方都市で孤軍奮闘する姿を描いています。最後の本は、知日派の外国人による日本人論です。結構心にぐさっとくる一冊でした。
以上、思いつくままに書き連ねてみましたが、読んだ本はどれもこれもおもしろい。中にはとても難解で理解できない本もたくさんありましたが、そのことを楽しもうと思えば、それはそれでおもしろい。
そんなことを考えながら、今年も気の向くままに読んでいきたいと思います。
2010年1月1日金曜日
2010年の年頭に
まずは、昨年果たせなかった「健康第一」。
インフルエンザにもかからず、無事に4年目の夏を越えたと思ったら「虫垂炎」。
正直、笑ってしまいました。ということで今年こそ。
次は、「ダイエット」。
昨年の元日に比べて、2kg増えておりました。
たかが2kg、されど2kg。今年こそは60kgを達成します。
3番目は「語学」。
新顔です。今の部署では、英語がある程度理解できないと肩身が狭い。
さらに、昔ドイツに居たこともあるので、ドイツ語もできないと恥ずかしい。
どこまでものになるか分かりませんが、これは最優先で取り組みたい。
ただ、センスがないんだよね。。。
4番目はいつものごとく「読書」。
また、いずれupしますが、昨年は394冊の本を読みました。
とはいえ、ほとんどとりつかれたように読んだような印象です。
今年こそは、分野をしっかり絞り込んで、月10冊、年間120冊を目指します。
テーマはまた改めて、別のところで。
5番目は「カメラ」。
これまであまり書いたことがありませんが、昔から写真を撮るのが好きなのです。
ただ、出かけたところで、ぱちぱち撮りまくるというへたくそな撮影方法です。
これまた、目に映る風景を切り取る時のセンスがなくて、へたくそなのです。
「風景写真」「人物写真」「鉄道写真」etc.
何に絞るかは決めていませんが、月に1度はカメラを持って出かけたいと思います。
実はこれ以外にも、やりたいことはたくさんあるのですが、とりあえず今年は「実行すること」を大きな目標に掲げたいと思います。
何事も、言いっぱなしにならないように。
そしてまた仕事一辺倒にならないように。
豊かな気持ちで過ごせるように。
今年の年頭の誓いでした。
謹賀新年
皆様おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、新年早々大当たりの話を一つ。
初詣に出かける前に、車で郵便局へ行って参りました。
用件を済ませて、駐車場で車を出そうとしたところ、右側からバックしてきた車が、私の車の右横にコツン。ドアが少しへこんでしまいました。
幸い、ほとんど止まっているような状態だったので、小さな傷がついただけで、全く怪我はなかったのですが、相手側の運転席から出てこられたのは、およそ70齋を過ぎたくらいのおじいさん。
おそらく人生で初めての事故であったようで、非常に恐縮しきり。保険申請に必要なため、近くの交番で調書を取ってもらったのですが、かなり落ち込んでおられたのが心配なくらいでした。
新年早々、事故なんて縁起でもないと同乗者はたいそうな立腹でしたが、私としては、新年早々「大当たり!!」でその上、誰も怪我をしなかったなんて、ツイてるやんか!!と思っておりました。
こんなこと、くよくよしても仕方ないしね。
ということで、今年はツイてる。きっと良いことがあります!!