2015年2月8日日曜日

53歳

昨日は、私の53回目の誕生日でした。

一昨日は遅くなったので、昨日目が覚めたのは10時前。その後もうつらうつらしながら、夕方には仕事で出掛けてしまったので、あまり印象に残る日とはなりませんでした。

長女は、昨春無事就職し、社会人としての一歩を踏み出しました。
次女は、来週から高校受験の本番を迎えます。
妻は、昨年大きな病気をしましたが、今は何とか元気にやっています。
そして私は、今年の3月で京都府に勤めて30年になります。

若い頃は、何とかこの世の中に、小さくても良いから何か“自分がやったこと”の足跡を残したいと、常に思っていました。今はやりの言葉で言うと、最後は誰かに“認めて欲しい”“認められたい”ということでしょうか。

今もそれは大きくは変わらないのですが、最近は特に“人を育てたい”“人に影響を与えたい”と思うようになりました。

とはいえ、これは自分の思い通りになる手下や子分を創りたいと言うことではなく、“他人の私事によって動くのではなく、自分で考え、自分の意思によって動く人”を育てたいと強く思っているのです。

“今の若い奴は”“最近の連中は”という言葉を、我々は好んで使ってしまいます。まぁ、我々も数年前までは同様に言われていたわけで、それほど上等なわけではないにも関わらず、傲慢なものです。

でも今の日本人って、“覚えること”は上手になったけど、“考えること”は、どんどん下手になっているように思えるのですが、どうでしょうか。もちろん自分も同様で、考えることより、過去の事例に倣うことに流れて行ってしまうことも、時折あります。

でも、これって決して楽しくはないですよね。

我が娘達を含めて、これからを生きる人たちには、常に自分で考え、その意思を持って生きていって欲しいと思っています。そのために私ができることは何か。何をしなければいけないか。

そんなことを改めて考える53回目の誕生日でした。