2009年8月30日日曜日

大風

今日は総選挙の投票日でした。
この文章を書いている時点では、まだ開票が始まったばかりですが、例によってマスコミ各社の出口調査によると、民主党圧勝、300議席を越える勢い、だそうである。

前回選挙で当選した、○○チルドレンたちは軒並み議席を失っている。
自民党の重鎮たちも続々と落選を決めている。

私たちの仕事は、時の政権の影響を直接に受ける仕事をしている関係から、週明けからの流れが、どのような方向に向かうのか、興味津々というところである。

それにしても、今回の風は、前回の小泉旋風以上にすざましかった。

2009年8月24日月曜日

世界陸上

昨日の女子マラソンは、盛り上がりましたねぇ。
尾崎選手の銀メダルは立派!!本当におめでとうございます。

とはいえ、私がテレビにかじりついて一生懸命見ていたのは、レースよりもベルリンの町並みでした。

今回のコースは、いつものベルリンマラソンのコースとは違って、ベルリンの中心部の10kmを周回する、非常に珍しいコースでした。ブランデンブルク門やポツダム広場、ウンターデンリンデンと懐かしいスポットを見ることができて、その意味でも非常に楽しめた中継でした。

10年前に私がいた頃は、まだまだ都市建設の途上にあって、連邦政府の施設もほとんどが建設中でした。今見ると全く違う町のようにすら見えます。それでも、石畳の道路やトラムの路線、旧東ベルリンの無機質なビルなど当時と全く変わらない風景も目にしました。

またいつかあの空の下に立ちたいものです。

2009年8月22日土曜日

総選挙

総選挙の投票日まであと1週間となりました。
世間的にはほぼ終盤戦で、マスコミ各社の当落予想も出そろっている。

どこの調査を見ても、民主党の圧倒的勝利を予想しており、単独で300議席。ひょっとすると票をたくさん取りすぎて、比例区の候補者が足りなくなるのではとか、立候補者全員当選などという予想を立てているところすらある。

どこの調査においても、3割から4割は投票先を決めていないらしいので、結果は流動的とはまとめているが、この時期に投票先を決めていない人が、最終的に投票に行く可能性は低いのではないかと、私は考えているので、それほど結果に影響を与えるとは思えない。

それよりも、今後影響を与えるのではないかと思っているのが、民主党への勝ちすぎ警戒感というか、このまま独走し3分の2以上の議席をとらせてはいけないという「集団理性」というものが働くのではないかと考えている。

前回の郵政選挙で我々が経験したことは何か。与党に3分の2以上の議席を与えることが、どれほど我々の生活を破壊することにつながるか。そのことを身をもって知ってしまった知ってしまった我々の理性が、与党独裁を認める方向には働かないのではなかろうか。

そんなことを考えています。

2009年8月20日木曜日

8月20日

今日は私にとって特別な日です。

今から5年前の8月20日、初めての手術を経験しました。
ひょっとすると、下顎が無くなるかもしれません。といわれて臨んだ手術でしたが、最小限の切除で済ますことができ、何とか今もあごが付いています。
しかしながら、神経をかなりの部分切除したため、口唇の左下部分は今も今後も自力で動かすことができません。しかしながら、ひょっとしたら、味覚もなくなるかもと言われていたところが、その部分は温存してくれたので、今もおいしいモノをいただくことができています。

それから1年後8月19日に2度目の手術を受けました。
今度は首の周りの肉をほとんどとってしまったので、首回りが驚くほど細くなりました。

今日8月20日はそれから満4年、5年目に突入です。

主治医によると、この病気は最初の1年がもっともリスクが高く、年を追うごとにそのリスクは低下していくそうで、4年間無事に来られたのだから、まず今後も心配なかろうと言われています。

この5年間で、自分の生活は大きく変わりました。

何よりも、外圧を受け流し、ストレスを溜めなくてもすむようになってきたことが、大きいと思っています。むしろ、ストレスを栄養にして生きてるような感じすらしています。あとどれくらいこの調子でいけるか分かりませんが、今後も「ケセラセラ」で生きていきたいと考えています。

2009年8月18日火曜日

スタート

今日、ようやく総選挙の公示がありました。
先月の解散からおおよそ1ヶ月。気持ちの上ではほとんど終盤戦という感じであるが、正式には本日から一斉にスタートである。

現在のところ、民主党の圧勝、自民党の惨敗というというのが、世論調査の動向のようであるが、こればっかりは最後の結果が出てみないと分からない。
意外と、民主圧勝にはならないように、最後のところで「神の見えざる手」が介入してきそうな予感がある。実際のところ、現在の与野党の舌戦を見ていると、こうなったら失うモノは何もないと開き直ったためか、絶対与党の自民党が攻め手で、本来攻め手であるはずの民主党が守勢に回るという一風変わった選挙戦となっている。

選挙後にどのような世界が見えるのか楽しみである。

ところで、今回の自民、民主のスローガンであるが、自民党が「責任力」、民主党が「政権交代」としているが、これはどうなんだろうか。誰が考えたか知らないが、毎年の政権放り出しで、責任力のなさを露呈した党がそれを言っちゃぁいかんよな、と思うのだがどうだろうか。また民主党も「政権交代」が唯一の主張とは情けない。鳩山さんの好きな友愛でも好いから、政権交代後に私たちに提供してくれる社会の姿を提示してほしいモノである。

こうやってみると、本当に将来を任せられる政党が見あたらないというのが、本音のところである。困ったもんだ。でも、8月30日には、投票へ行きますよ。必ず。

2009年8月13日木曜日

盆帰り

世間はすっかりお盆のシーズンで、行き帰りの電車もかなりゆったりとしております。

しかしながら、今年のお盆は、明けたか明けなかったかよくわからないような長梅雨、時ならぬ台風、だめ押しは大地震と日本列島が北から南まで自然に翻弄された末にやって参りました。

今年は特に、高速道路の一律千円バーゲンで、大渋滞が予想される上、日本の大動脈東名高速道路の通行止めという予期せぬ事態となりました。道路管理会社は、突貫工事で復旧作業に当たっているようですが、何よりも安全を第一に作業に当たってもらいたいものです。

さて、私も明日父を連れて実家の墓参りに言って参りたいと思っています。今年は墓掃除に行く時間が無かったので、それこそ突貫作業で掃除して墓参り、と考えていたのですが、父の弟(私から見ると叔父ですが)が、先だって掃除をしておいてくれたそうです。

明日は、その叔父達も一緒に墓参りの予定です。父も楽しみ致しております。夕方から雨が降り出してきましたが、明日はお天気でありますように。

ところで、この時期になると思いだす歌があります。昔好きだった、小椋桂の唄ですが、中村雅俊さんが歌ってヒットしました。


「盆帰り」 作詞・作曲 小椋 佳

君が着た花がすり 君が舞う花まつり ひとときを故郷の ふところに遊ぶ
明日には村はなれ 汽車に乗り村わすれ 一年を忙しく過ごすのは何故
汽車に乗れば 故郷の 手土産の一輪の 花の色 あせることを知りながら


暮れ方の盆がえり 火を落とす花まつり 今宵また故郷の 駅を発つ人影
いくつかの年月を くり返すこの旅を 窓に寄りいわれなく思うのは何故
汽車の窓に 移りゆく 景色に似て何もかもが めまぐるしいだけの場所へと知りながら

ひとときの盆がえり すぐにまた振りかえり 気ぜわしく上りの汽車 乗り込むのは何故

せせらぎに素足で水をはねた
夕暮れの丘で星を数えた
突然の雨を木陰に逃げた

故郷の君の姿 ぬぐいきれないと知りながら

ララララ・・・・

2009年8月12日水曜日

危ない!!

こんなことがあるんですね。

恐ろしいことです。私も気を付けねばと思います。
幸い、私が読んでいる本の半分以上は図書館からの借り出しですし、購入も文庫本が中心です。

それにしても、ちりも積もれば、、、、

2009年8月11日火曜日

西洞院高辻西入ル

道元禅師示寂の地だそうです。

逆説の10カ条

皆さんは「逆説の10カ条」というのをご存じですか。
国内国外を問わず、インターネットの世界などで広まった言葉で、マザーテレサが大変愛した言葉であったそうです。

元々は、今から数十年前にとある大学生が、高校生向けに作られたパンフレットのために書いた文章だったそうですが、作者の知らない間に世界に広まり、マザーテレサを通して改めて作者の目に触れ、本人が一番驚いたという曰く付きの文章です。

この作者が、その後当時を思い出しながら書いた本が「それでも人を愛しなさい」という本です。今正にその本を読んでいるのですが、それぞれの言葉に至った出来事が語られている小冊子で、非常に読みやすい本です。

この本を手に取ったのは、確か誰かの本で紹介されていたのだと思うのですが、今となっては全く思い出せません。非常に残念なことです。私が読む本は、ほとんどがこういった芋蔓式に読み続けていくという方式です。

なお、面倒なことに、同時に複数の本(通常四、五冊程度)を同時並行で読んでいますから、この芋蔓はとてつもない早さをもって広がっていきます。
我ながら、何とか集束させていかねばと思うのですが、なかなか収まりません。

ということで、この10カ条にもどるのですが、以下に全文を引用させていただきます。
なかなか味わい深いと思いませんか。なかなか実践はできませんがね。

逆説の10カ条 ケント・M・キース  訳;大内博

1 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
  それでもなお、人を愛しなさい。

2 なにか良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
  それでもなお、良いことをしなさい。

3 成功すれば、うその友達と本物の敵を得ることになる。
  それでもなお、成功しなさい。

4 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
  それでもなお、良いことをしなさい。

5 正直で率直なあり方は、あなたを無防備にするだろう。
  それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。

6 最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
  それでもなお、大きな考えを持ちなさい。

7 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後ろにしかついていかない
  それでもなお、弱者のために戦いなさい。

8 何年もかけて築いたものが、一夜にして崩れさるかもしれない。
  それでもなお、築きあげなさい。

9 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
  それでもなお、人を助けなさい。

10 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
 それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

2009年8月7日金曜日

夏休み

もうすぐお盆ですね。
民間企業では、来週辺りは、ほぼ1週間お盆休みと言うところも多いと聞きます。
これも、時の経済状況に左右されますので、必ずしも諸手をあげて大歓迎とはいかないようです。

残念ながら(?)役所では、完全閉庁とはいかず、職員同士で調整しながら交替で有給休暇を取っていきます。
実は私も昨日一日お休みを頂きまして、かねて念願の「永平寺」へお参りしてきました。

越前の山中とはいえ、蒸し暑く、少し動くだけでも体中から汗が噴き出すような気候でした。
顛末については、いずれまた御報告をしたいと思いますが、当山を一言で言うなら、我々が物見遊山で行くところではなく、まさに「修行道場」という感じでした。

帰りには、「一筆啓上」で有名になりました「丸岡城」へ寄って帰って参りました。

知らず知らず結構歩いたせいか、ふくらはぎが痛くなってますが、なかなかに有意義な夏休みを送らせていただきました。

2009年8月4日火曜日

脱走!!

昨日、びっくりするような新聞記事を目にしました。
国によって法律・制度は違うと判っていても、実例を目にすると改めて驚くことがたくさんあります。

脱走と言うことで思い出すのは、ビクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」です。
その昔、ロングランのミュージカルにもなり日本では劇団四季が上演して、大ヒットしましたが、実は大学生の頃と社会人になってから2度全巻(岩波文庫で7巻までありました)を通読しました。

その昔、小学生の頃、担任がお休みで替わりに授業をしてもらっていた教頭先生が、本を読むことのおもしろさについて話をしてくれて、特に推奨の本として「あぁ無情=レ・ミゼラブル」を挙げて紹介してくれました。

おそらく、図書室に行けば児童向けの本があったのでしょうか、その時はさしたる興味も覚えませんでした。

ところが、大学生の頃、歴史小説にこり始めた頃から、海外の名作文学にも興味を覚え始めまして、少しずつそれらにも手を出し始めました。

その中で、この「レ・ミゼラブル」には大変な感銘を覚えました。大変長い話ではありますが、途中には何度かヤマ場が訪れ、全く飽きさせない展開が続き、何よりも最後の数頁は何度読んでもナミダが止まらない名場面です。まさにこの感動の瞬間のためだけに、この長い長い物語が書かれているのだ、と深く感じ入った次第です。

皆さまもぜひお試しあれ。

2009年8月3日月曜日

伝統産業の復興のためには

先日、とある機会がありまして、私の知り合いの蒔絵師さんに1時間程度の講演をしていただきました。内容は、氏が携わられた代表的な作品の制作秘話や常日頃のお仕事、仕事に使う材料や道具など幅広い内容について、非常に判りやすいお話しでした。

講演会の聴衆は、府内で活躍する伝統工芸の若手職人さんとこれまた府内の大学で学ぶ海外からの留学生さん(日本語の達者な方ばかりです)という異色の組み合わせでございました。

結構専門的な単語や言い回しもあって、留学生の方々には難しかったかなと思ったのですが、途中で数種類の作品を実際に手に取らせてくれたり、制作風景を撮影されたDVDを上映してくれたりと、興味の尽きない内容で、眠ることなく最後まで静かに聞いてくれました。

お話しいただいた内容は、何度か断片的に氏からお話しいただいたことの総集編の様な中味でしたが、しばらくこの世界からは離れていたので、改めて新鮮な思いで聞かせていただきました。

講演の後、昼食をご一緒しながら引き続きお話を伺う中で、今の業界を嘆く次のような言葉がありました。

曰く、今の伝統工芸業界の人々(特に職人さんと呼ばれる人たち)は、総じて自分や自分の仕事をPRする事を怠りすぎており、このままでは一般の消費者の方たちから見向きもされないようになってしまうのではないか。

中には、そう言ったことに長けている方(特に若い人たち)もいるが、実は仕事がないといって嘆いている方たちこそ自分たちをPRする努力をしなければいけないのではないか。

全くそのとおり。我々行政の仕事でできることは高が知れています。やはり実際にその仕事に携わっている方々が、それこそ「ヒッシのパッチ」で頑張っていただかないと、失礼ながらその方々の事業の将来はおぼつかないものと思います。

日本の特に京都の伝統産業、頑張って!!

梅雨明け

8月に入り、今日ようやく長かった梅雨が明けました。
梅雨に入ったのが6月9日ですから、まる8週間の長梅雨となりました。

そして、いよいよ総選挙に月間突入し、こちらは、予定されている8月30日の投票日まで4週間です。

巷間言われているように、解散したのが7月21日、憲法で許されている40日間を最大限利用した日程となっています。
真夏の選挙戦ですから、これから候補者の皆さんは灼熱の炎天下で国民に政策を訴えることになります。人ごとながら大丈夫かしらと、非常に心配します。
候補者の皆さんは、水分補給をしっかりと、最終日まで健康を損なうことなく、頑張って欲しいものです。

それにしても、今回の40日間という選挙戦は長いと思いませんか?上述した暑さ対策だけではなく、経費のかかり具合も半端ではないと拝察いたします。正に体力勝負の様相です。

先日、成人年齢の見直しの話を書かせてもらいましたが、その後長女に選挙についての話をしてみたところ、本人は非常に興味を持っているようで、早く選挙に行ってみたい、というのが彼女の第一声でした。
具体的な投票行動の中味については聞きませんでしたが、同級生の間でも話題になっていたようで、残念ながら自分たちはその恩恵には浴さないだろうと皆残念がっていたそうです。

選挙権を持っていない世代が、このように考えています。選挙権を持っている我々はちゃんとそれを行使しなければいけませんね。肝に銘じておきたいと思っています。