2010年8月6日金曜日

空疎な社会

暑さが本当に身に応える日が続いております。

この暑さというのも、けっこう体にはストレスとして感じられるもので、十分なケアが必要です。連日の猛暑日で、全国的に熱中症が多発しているようで、高齢者や乳幼児には特に注意が必要です。

それ以外にも、ここ数日は高齢者や乳幼児に関わる大きなニュースが世情を賑わせております。
いずれも地域住民の関係が疎遠になってしまい、コミュニティが崩壊しつつある実態を如実に現しているように思われます。

核家族化が進んだ数十年前から都市圏では危惧されていたところですが、最近では周辺部の中小都市でも同様のことが進んでいるようです。
特に個人情報保護法という法律ができた以降、他人のプライバシーの分野に立ち入ることが難しくなってしまったようで、本来こういった分野で力を発揮してくれるはずの民生委員の皆さん方が全く仕事にならなくなってしまったとも言われています。

実は私の父も田舎で民生委員を長くさせていただいており、当時は田舎のことでしたから今のような変な難しさはなかったように思うのですが、今はどうなのでしょうか。

個人情報保護法に限らず、どんな法律であっても、守られるべき法益があるわけですが、本当はそれよりもさらに優先されるべきものがあるわけで、本来的には社会の共通認識があったと思うのですが、それが崩れてしまった現代社会。これからどのような社会になっていってしまうのでしょうか。

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