2010年1月31日日曜日

春よ来い

今日で2010年の1月が終わります。

今年は必ず良い年になる!!そう宣言したことを少々悔やんでいます。
なんな悠長なことを言っていた全く同じ頃、私の身近で、私の知らないところで、あれほどの不幸な出来事が起こっていたとは、想像もしていませんでした。

父や私は、ようやく事実として受け止めることができるようになりましたが、残された家族はとてもそうはいかないでしょう。言葉で慰めることはできますが、立ち直るのは本人にしかできないことですから、それを期待するしかありません。

ところで、明日から2月。いよいよ大学受験の本番です。
我が家の受験生も、来週は私立大学の入試が3つ続きます。

先日、親の気持ちがようやく分かるようになったことを父に話しました。父は苦笑いを浮かべつつも、当時なかなか結果が出なかったことに心を痛めていたと話してくれました。
実は、私の通った香川大学の法学部というのは、私たちが第一期生。しかも国の予算が年度内に決まらず、4月まで持ち越されるという、不運・幸運もあって、なんと5月の連休明けに単独で入学試験が実施されたのです。
当然のことながら、時季外れの入試と言うことで、その年に受験に失敗した輩が全国から受験しにやってきて、結構な倍率になったことを覚えています。まさか、それまでの受験でことごとく結果が出ていなかった私が合格するとは期待しておらず、入学できたことは望外の喜びでしたが、それ以上に両親の喜びように感謝をしたものです。

あれからすでに30年。悲しみくれる姉には申し訳ない思いつつ、娘にも早く春が来ることを祈っています。

2010年1月28日木曜日

無題

今日、私の手許に一通のメールマガジンが届きました。
今の悩みは、テンションが上がらないという悩みなので、なかなか難しいですが、何らかの助けにはなるかもしれません。


(以下、引用です。勝手に改行を調整しております。御容赦ください。)
岡崎太郎の『モチベーションシート』活用アドバイス       No26
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 今日は「思考」について!
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 人間の感情が厄介なのは常に上下に揺れていることだ。
 腹が減れば「ご飯を望み」満腹になれば「ご飯を望まない」まぁ同じ人間とは思えないほど意識は入れ替わる。それが人間なのだ。
 感情も意識も欲求もひと所に留まることができない。この事を知ることだ。

 さて「悩み」を抱えるのはどんな時だろう?
 そう!テンションが下がっている時に悩んだり迷ったりするのだ。
 テンションの高い時であれば、小さな障害は蹴散らして前に進める。迷うのも一瞬で問題にならないだろう。

 ところが、テンションが低いときは違う。思考はもちろんマイナス方向なわけだから、そんな時にいくら考えてもあまり貢献的な答えを導き出せるはずもない。
 そう。つい悪い方向に考えイメージしてしまう。
 同じ現象であっても上と下からではまったく別の見解が成り立つように、受け取り側のテンションの問題は根深い。

 そう考えるとひとつの答えが見えてくる。
 それは、テンションの堕ちている時に悩んだり考えたりしないことだ。つまりテンションの良い時に、最低最悪の想定を行い、その場合の対処策を考えておくことだ。
 これは河出書房から発売されている「すごい自己啓発」に書いているので参照して頂きたい。

 もし状況がこう変わったら、その時はこう対処しよう。と厳格に言語化しておくこと。ルール化しておくことだ。
 そうでなければ、少しづつ熱を加えられている風呂に使った蛙の如く、気がつけば熱湯の中で茹で上がることになる。
 そんな蛙に喩えられたくは無い。
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発行:ITM事務局 モチベーションシート事業部
URL http://www.it1616.com/
Email itm@itm.ne.jp
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2010年1月19日火曜日

無題

今日、人生で最大の悲しみを経験しました。

人は生きていく上で、いろいろなつらい目に遭います。
しかし、乗り越えられるつらさと、乗り越えられないつらさがあります。
今日、体験したのは乗り越えられないつらさです。

18歳になった息子を亡くした両親に会ってきました。
彼は言葉にできないつらいに耐えかね、今年のお正月に自ら命を絶ちました。
悲嘆に暮れた両親は、家族だけでひっそりと彼を送ってやりました。
そして、なすすべもなく毎日を泣いて暮らしています。

いくら、もっともらしい宗教や哲学の本を読んでも、
残された二親にかけてやる言葉は見つかりませんでした。
ただただ、肩を抱いて、話を聞いてやることしかできませんでした。

彼らにとっては、自慢の息子、希望の子でした。
そして、私にとっては、たった一人の甥にあたります。

神は、何故に、このような試練を与えたもうたのでしょうか。
あまりに悲しすぎます。つらすぎます。

2010年1月17日日曜日

センター試験

昨日、今日と世間では大学入試センター試験が実施されておりました。

かくいう我が家にも、その受験生が一人おりまして、早朝から出かけていきました。
我々が受験した30年前とは、受験のシステムもすっかり様変わりし、受験のパターンも非常に細分化され、前期、後期、センター型、センター併用型、などなど、一体どれを受けたらよいのか、さっぱり分からない。
挙げ句の果ては、同じ学部で5回くらい受験の機会があります、という大学もあったりして、これは受験料を稼ぐための陰謀か?とも思ったりします。

今はまだ、一喜一憂する段階ではありませんが、ずっと長い間一人で頑張ってきたのだから、何とかその努力が報われてほしいと祈るのみです。

こんなとき、親は本当に無力です。

30年前の我が親の気持ちがようやく実感できるようになりました。

2010年1月12日火曜日

ニュースによると、中国大陸や欧州は記録的な大雪になっているようで、ドイツの都市部でも積雪のためパニックに陥っているようです。
新聞報道によると、ベルリンで17cmの積雪だそうで、私がいた頃にもそれほどの積雪があったという記憶はありません。

ご承知のとおり、ドイツの地形というのは南へ行くほど山岳地帯となり、積雪もあってスキー場なども南部に集中しているのですが、中北部の低地帯にはほとんど雪らしい雪は降りません。

そんな中での雪の思い出というと、毎年2月にドイツ南部ニュルンベルグで開かれる世界最大の国際玩具見本市へ行ったときのことが忘れられません。

おおよそ500kmの道のりなので、普通なら列車で行くところですが、そのときは何を思ったかか、自動車を駆って出かけることに致しました。
通常であれば、5時間くらいの道のりなので、お昼前くらいにベルリンを出てアウトバーンで向かったのですが、ベルリンを出た頃には全く降っていなかった雪が途中から激しく降り出し、アウトバーンは大渋滞となりました。

しかしながら、この見本市は見逃せないと見本市だったので、とにかくその日の内に着ければいいやと思って、車を走らせていたのですが、車はほとんど進まず、結局ニュルンベルグのホテルについてのは、真夜中少し前となりました。

世界中からバイヤーhが集まる見本市で、周辺のホテルはすべて満室状態だったので、必ず行くからと何度もホテルに電話を入れていたのですが、案ずることなくその日の宿泊は多くがキャンセルされていたようです。

翌日は嘘のような好天で、見本市も無事視察できたのですが、情報も全く分からない真夜中のアウトバーンで大変心細い思いをしながら運転し続けた懐かしい思い出です。

2010年1月7日木曜日

龍馬伝

今年はNHKの大河ドラマで坂本龍馬が取り上げられ、何度目かの龍馬ブームの年になりそうです。例のごとく、テレビは全く見ない人なので、先日の初回の放送は見ていないのですが、京都は、龍馬が活躍した主要舞台の一つであり、たくさんの観光客が見込まれています。

ところで、龍馬が世人に愛される理由、魅力とは一体何かということに思いをはせたいと思います。

過去に、様々な媒体で取り上げられることが多いこの漢であるが、我々以上の年代の者にとっては司馬遼太郎の描く「龍馬が行く」の中の龍馬像が第一に思い出されるのではないか。
ある意味、超人の様な描かれ方をしている(と思う)のですが、常に「理想とするこの国のありよう」を「考え」、「実現」しようとしていたことが最大の魅力ではなかったかと思います。

井の中の蛙であった当時の我が国にグローバル化の大波が打ち寄せ、従来の価値観が通用しなくなってきていた時代の中で、どうすれば日本という国がその荒波の中を渡っていけるのか。そのことを常に考えていた人物ではなかったか。

そういえば、我々はいつからか「答えを見つける」ことばかりに傾注し、「考える」ことを忘れてしまったのではないか。正解がないことについてを考えることを恐れ、避けていないか。

それを恐れず、真っ向から挑んでいったその姿に私は尊敬と憧憬の念を禁じ得ません。

2010年1月6日水曜日

ドイツのパン

最近、昼食にパンを買ってきて食べることが多いのですが、ときどきドイツの無骨な堅いパン「ブロートヒェン」を思い出します。

ドイツのホテルの朝食には必ず出てくるパンで、いつもナイフで上下に切り分け、間にハムとチーズを挟んでサンドイッチにして食べるのが常でした。このチーズやハムも結構種類があって、それなりにバリエーションが楽しめ、ときには、昼食用にいくつかくすねて帰ったものです。

どんなパンもそうですが、焼きたてはとりわけいおいしく、この無骨なパンになれてしまうと、フランスのクロワッサンや最近の柔らかい食パンなどは頼りなく感じたものです。

ドイツでは、商店の営業時間に厳しい法律がありまして、日中の開店時間が厳しく規制されており、特に休日はほとんどの店が閉まっています。
その中にいくつかの例外規定があり、パン屋さんがそのうちの一つだったと記憶しています。朝早くから、焼きたてのパンが店頭に並べられ、ご近所さんとおぼしき皆さん方が、買い物かごを片手にお気に入りのパンを買っていたのを思い出します。

久しく、あのドイツパンを食べていませんが、どこかで手に入らないものでしょうか。

2010年1月5日火曜日

2009年 この一(?)冊

昨年は自分でも馬鹿じゃなかろうかというくらい本を読んだのですが、その中で心に残った本・著者について書いてみたいと思います。とはいえ、種々雑多に読んでいますので、新刊ばかりではないので御容赦ください。

○まずは何と言っても「池田晶子」さんの一連の著書。
 「哲学エッセイ」という分野に分けられているようなのですが、とにかく「考えること」の重要性に気づかせてくれる著書ばかりでした。 どれということはないのですが、最初に読んだ「知ることより考えること」が、衝撃的でした。すでに亡くなっていたということが非常に残念です。

○小説家では「伊坂幸太郎」と「広瀬正」。
 伊坂氏についてはいわずもがな、一連の著書は意外性に富み、読んでいて全く飽きが来ません。ベストセラー作家になるのも宜なるかなという感じです。どれもおもしろい。
 広瀬氏については全く知らない作家でしたが、星新一よりも若干下の世代のSF作家です。惜しくも若くして亡くなったのですが、最近集英社文庫ですべての作品が再編集され出版されています。いずれもおもしろい。

○単行本では「殉職・宮本警部が伝えたかったこと 」という本が心に残りました。
 本と言うより、ここで取り上げられている宮本警部という方の生き様がとてもすばらしく感動を覚えながら読みました。

○「こんな夜更けにバナナかよ」「お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい 」という本もなかなか良かったです。
 障害者との共生、バリアフリーということについての考え方が大きく変わる一冊でした。

○「なぜハチは大量死したのか」「おいしいコーヒーの経済論」は経済書としてもおもしろかったです。
 驚異的な経済成長の陰で失われていったもの、世界の人々が平安に暮らすというのはどういうことか、などといったことについて大いに考えさせられました。

○世界ということでは「セーラが町にやってきた」「ニッポン人には日本が足りない」「なぜ日本人は日本を愛せないのか」もおもしろかったです。
 前の2冊は、海外から日本にやってきた女性2人が、日本の地方都市で孤軍奮闘する姿を描いています。最後の本は、知日派の外国人による日本人論です。結構心にぐさっとくる一冊でした。

以上、思いつくままに書き連ねてみましたが、読んだ本はどれもこれもおもしろい。中にはとても難解で理解できない本もたくさんありましたが、そのことを楽しもうと思えば、それはそれでおもしろい。
そんなことを考えながら、今年も気の向くままに読んでいきたいと思います。
 

2010年1月1日金曜日

2010年の年頭に

さて、2010年の年頭に当たって、今年の目標を立てたいと思います。

まずは、昨年果たせなかった「健康第一」。
インフルエンザにもかからず、無事に4年目の夏を越えたと思ったら「虫垂炎」。
正直、笑ってしまいました。ということで今年こそ。

次は、「ダイエット」。
昨年の元日に比べて、2kg増えておりました。
たかが2kg、されど2kg。今年こそは60kgを達成します。

3番目は「語学」。
新顔です。今の部署では、英語がある程度理解できないと肩身が狭い。
さらに、昔ドイツに居たこともあるので、ドイツ語もできないと恥ずかしい。
どこまでものになるか分かりませんが、これは最優先で取り組みたい。
ただ、センスがないんだよね。。。

4番目はいつものごとく「読書」。
また、いずれupしますが、昨年は394冊の本を読みました。
とはいえ、ほとんどとりつかれたように読んだような印象です。
今年こそは、分野をしっかり絞り込んで、月10冊、年間120冊を目指します。
テーマはまた改めて、別のところで。

5番目は「カメラ」。
これまであまり書いたことがありませんが、昔から写真を撮るのが好きなのです。
ただ、出かけたところで、ぱちぱち撮りまくるというへたくそな撮影方法です。
これまた、目に映る風景を切り取る時のセンスがなくて、へたくそなのです。
「風景写真」「人物写真」「鉄道写真」etc.
何に絞るかは決めていませんが、月に1度はカメラを持って出かけたいと思います。

実はこれ以外にも、やりたいことはたくさんあるのですが、とりあえず今年は「実行すること」を大きな目標に掲げたいと思います。
何事も、言いっぱなしにならないように。
そしてまた仕事一辺倒にならないように。
豊かな気持ちで過ごせるように。

今年の年頭の誓いでした。

謹賀新年

2010年、平成22年が明けました。
皆様おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、新年早々大当たりの話を一つ。

初詣に出かける前に、車で郵便局へ行って参りました。

用件を済ませて、駐車場で車を出そうとしたところ、右側からバックしてきた車が、私の車の右横にコツン。ドアが少しへこんでしまいました。

幸い、ほとんど止まっているような状態だったので、小さな傷がついただけで、全く怪我はなかったのですが、相手側の運転席から出てこられたのは、およそ70齋を過ぎたくらいのおじいさん。

おそらく人生で初めての事故であったようで、非常に恐縮しきり。保険申請に必要なため、近くの交番で調書を取ってもらったのですが、かなり落ち込んでおられたのが心配なくらいでした。

新年早々、事故なんて縁起でもないと同乗者はたいそうな立腹でしたが、私としては、新年早々「大当たり!!」でその上、誰も怪我をしなかったなんて、ツイてるやんか!!と思っておりました。

こんなこと、くよくよしても仕方ないしね。

ということで、今年はツイてる。きっと良いことがあります!!