2010年5月8日土曜日

政権交代?2

昨日の続きをもう少し。

英国では、保守党を中心とした連立政権へ向けた協議が始まるようです。
完全小選挙区制である英国では、今回のように過半数を制する政党がいないのは大変珍しいようで、「hanging=宙ぶらりん」という名前がつけられているそうです。
それだけ大政党に有利な選挙制度であったということなんでしょうか。今回、事前の世論調査でかなりの支持を集めていた自由民主党が結果的に少数の議席しか得られなかったことで、この選挙制度を見直すべきではないかと言う議論が出てきているそうです。

同じヨーロッパでもドイツの連邦議会では、小選挙区と比例代表が併用されており、現在の日本の衆議院はこの制度に習ったものとされています。比例代表制では、少数意見を守るためには優れているが、小さな政党が乱立することになり、政権の運営が不安定になると言われています。
そのため、ドイツでは投票の獲得率が5%に満たない場合は、議席を得ることができないとされており、あまり小さな政党は議席を得られないように決められております。

別にどちらが優れた制度である訳ではないのだが、英国では2大政党制、ドイツでは連立政権が常態化することの根拠となっています。

ところえ、この日本。私たちにはどういった制度が望ましいのでしょうか。
私たちの意志が政治に反映される制度とは。

いずれにせよ、政治へ関心を持たないことが当然のように考えられている状態を何とかしなければいけない。
我々や我々の子孫のことは、我々自身が意志を持って決めなければいけない。

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