2014年2月16日日曜日

新書大賞2014

先日2014年の新書大賞が発表になりました。第5位までの顔ぶれは次のとおりです。

大賞 「里山資本主義」 藻谷浩介・NHK広島取材班 角川oneテーマ21
2位 「犬の伊勢参り」 仁科邦男 平凡社新書
3位 「㈱貧困大国アメリカ」 堤 未果 岩波新書
4位 「野心のすすめ」 林 真理子 講談社現代新書
5位 「来るべき民主主義」 國分功一郎 幻冬舎新書

大賞の藻谷さんの前著「デフレの正体」は2011年の第2位、堤未果さんは2009年に「ルポ貧困大国アメリカ」で大賞に輝いています。

今回のベスト5のうち、すでに読んでいるのは、大賞の一作のみ。第3位の堤さんの作品は、ちょうど今読み始めたところです。実際、昨年私が読んだ新書の中では、藻谷さんの作品は取り上げたテーマと言い、内容と言い群を抜いて面白い新書でした。

大衆作品が対象となる本屋大賞と違って、出版界でも非常に地味な賞ですが、新書という媒体は手に取りやすい大きさで、読みやすく、ときに非常に硬派なテーマをしっかり掘り下げた物が多くて、侮れない作品が目白押しです。

そんな中で選ばれた作品群ですが、読んでいない作品が多いなあと毎年のように感じ入る次第です。

2014年2月9日日曜日

面白い小説って

この週末は、この冬一番の大型寒波に襲われ、首都圏でも記録的な大雪になったそうです。
ここ亀岡では、昨日こそ最大で15cmくらいの積雪となりましたが、今日は陽射しもあって、日陰を残してほとんど融けてしまいました。

さて、今日は最近の私の読書傾向について少し。
実は、私の読書記録については、別のブログでも紹介させて頂いているのですが、だいたい年間250冊くらいの本を読んでいます。

年によって、読む本の傾向が変わっていることがよく判るのですが、ここ数ヶ月は、面白い小説に出会えていないということに、改めて気づかされました。

特に、いつもなら年末年始の休日は、満を持して大長編などに手を出したりするのですが、今年に限っては、なかなか読みたい本が見つからず、悶々として過ごす休日となりました。

やむなく最近は、ノンフィクションの新書や少し古い書籍を読むことが多くなってきました。

特に、小説では食指が伸びる本が無く、最近では司馬遼太郎の歴史小説を再び読み始めて、今日も先日から読み始めた国盗り物語“の前編を読み終わり、後編を図書館から借りだしてきました。改めて長さを全く感じさせないおもしろさで、安心して読むことができます。

私の中では、数ある司馬遼の歴史小説の中の最高峰だと思っており、過去にも2~3度読んだはずですが、何度読んでも面白く、その前半生がほとんど明らかになっていない斎藤道三を、これほど生き生きと描ききったその腕前には驚嘆します。

後編では、織田信長と明智光秀の二人が主役となって活躍します。この中で描かれている織田信長もまた魅力的。他の数ある信長小説など足下に及ぶべくもありません。

まだ読んだことがない方がおられましたら、まぁ騙されたと思って読んでみてください。おもしろさは請け負います。

その代わり、皆さんも他に面白い小説をおしえてください。

2014年2月3日月曜日

節分

今日は節分、ということは明日は立春です。
今日は妙に生暖かい一日となりましたが、今夜はこれからグッと冷え込んで、明日は再び真冬がやってくるようです。
東日本や北日本では、雪になりそうな予報です。

さて、今日の節分では、恒例の季節の和菓子シリーズで、「福豆大福」を職場に買っていきました。
いわゆる普通の豆大福の豆が節分にちなんで大豆になっているとお菓子なんですが、たぶん昔はこんなお菓子はなかったですよねぇ?
いつ頃からあるんでしょうか?

節分と言えば豆まきで、京都のあちらこちらの神社やお寺では豆まき行事がされていますが、私が毎日通う道すがらにある“法輪寺(だるま寺)”でも毎年節分の行事をされています。

今年も帰り道に立ち寄って、家族の健康を祈ってまいりました。

早く暖かくなってくれると良いですね。