2010年5月23日日曜日

大感染を防げ!!

今、九州の宮崎県では家畜の伝染病である「口蹄疫」の大発生が起こっており、大変な騒ぎになっています。

人間には感染の可能性が無いようなので、その点では安心ですが、宮崎県と言えば牛肉、豚肉の大生産地であり、家畜として飼育している農家も多数あり、彼らにとっては生活を左右する大問題です。

また、感染の広がりを防止するため、県内の移動も大きく制限されており、一般県民の生活にも大変な不自由をかけることになりました。

そういえば、京都府でも今から6年前、鳥インフルエンザの発生があって、そのときにも今回と同様の大問題となり、府民の皆さんに大きなご不自由をかけました。

私自身も、被害のあった農家の鶏舎で、感染の拡大を防ぐためというやむを得ない理由から、生きている鶏たちの殺処分に動員されたことを思い出しています。

ウィルスの封じ込めおためには、これしかないと言うことは理解しているつもりですが、やりきれない思いをいたしました。

おそらく、現在の宮崎県でも同様の作業が行われていることと思います。小さな鶏と違って、巨大な家畜ですから、その作業の困難さは想像を超えるものがあると思います。

早速、初動体制や殺処分後の補償問題などで様々な問題提起が出てきています。もちろん、「次」の事故を生み出さないためにも、そういった議論は必要でしょうが、今はまず感染拡大を防ぐためには何をどうすべきか、ということに傾注してもらいたいものです。

皆さんは覚えておられますか、6年前京都で鳥インフルエンザが発生したとき、最初に発生した鶏舎のオーナーが自らの命を絶ってしまったことを。こういった苦い思いはもうたくさんです。

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