2008年8月29日金曜日

夏が終わる

来週はもう9月。已然残暑は厳しいようですが、そろそろ厳しい夏は終わりです。

私にとって、夏というのはなかなか厳しい季節でして、今年も思いがけない「虫垂炎」に見舞われるなど、体調管理には十分注意しなければいけません。

といいますのは、今から4年前の夏に「口腔内腫瘍」という病気を発症し、左下あごの一部を摘出するという手術を受けており、そのときは術後の経過も良く退院したのですが、翌年の全く同時期に、再発してしまい、再手術を受ける羽目になってしまいました。

幸い、それからは順調に推移し、今年もこれで3回目の夏を無事(不完全ながら)終えることができそうです。
この病気は、概ね5年が一つの目安になっておりますので、あと2年間。
何とか無事に楽しく過ごしていきたいと思っています。

2008年8月21日木曜日

本当の国際競争力とは

今日読んだ新聞によると、2007年に4日間以上の休業を伴う労働災害に遭われた派遣労働者が5885名にも及んだそうである(うち死者が36名!)。
これは、製造業への労働者派遣が合法化される前の2004年の667名の何と9倍!
労働災害の発生件数がこの3年間でほとんど変化していないこと、派遣労働者全体の人数も1.5倍しか増えていないことをを考えると、どう考えても異常な数字としか考えられない。

戦後の日本経済は様々な規制を設けることで、外資の参入を妨害し、まれに見る発展を遂げてきた。
しかしながら、行きすぎた経済成長を喜ばない外資の圧力に負け、従来の様々な規制を緩和・撤廃することを新たな国是とし、一気にこの国の舵を切ってしまった。

もともと真っ当な経済活動というのは、対等な立場に立つ者同士の間でしか成り立たない、というのが私の考え方である。一方が他方に対して、絶対手的に有利・不利な立場に立っている場合には、正常な取引は期待できない。そういう状態にあるときには、仲裁役として公の出動の機会が発生する。

雇用者と被雇用者との関係は当にこの関係に当たる。労働団体の組織率も驚くほど低下し、本来の権利を主張できる力を削がれてしまった労働者の立場を守るべき公が、逆の方向で規制を緩和しようとしていることは、万死に値するとしかいえない。

一方で、国内の中小企業にとっては、低賃金で雇うことのできる、外国人労働者や日雇い派遣労働者が頼みの綱であるという厳しい現実もある。
しかしながら、この場合の問題は、中小企業者と労働者の間ではなく、中小企業と大企業との特別な取引関係にあると考えるべきである。

政府は、競争力の強化を錦の御旗に、(勝ち組)大企業の優遇策をどんどん推し進めてきた。しかしながら、今本当に必要なのは、中小企業と労働者の競争力の強化である。これらが回復することなしに、日本の国際競争力の回復はあり得ない。

2008年8月11日月曜日

北京に思う

アジアで3回目となるオリンピックが、中国の北京で始まりました。
残念ながら、女子柔道の谷亮子選手の3連覇はなりませんでしたが、今後の各選手の健闘に期待したいところです。
期待の女子マラソン野口選手の故障が明らかになるなど、4年に1度の晴れの舞台に向けて、改めて各選手の体調管理の難しさが忍ばれるところです。
日本の選手だけでなく、出場するすべての選手が悔いの残らないよう、ベストを尽くされることを期待します。

2008年8月6日水曜日

Hiroshima

今日は8月6日、63回目の広島原爆記念日である。

今からおよそ10年前、ドイツに住んでいたとき、周りの人たちに日本の都市で知っているところはどこか、ということを聞いて回っていた頃がある。
圧倒的に知名度が高かったのは「東京」で、「大阪」「京都」などはほとんど誰も知らないというような状況の中で、次に知名度が高かったのが「広島」でした。

共に、第2次世界大戦の敗戦国であり、「広島」というのは象徴的な意味合いを持っていたのかも知れない。よく知られているように、ドイツの首都ベルリンにある日本大使館の隣の道路には「Hiroshimastrasse 広島通」という名前もついている。

国家間の紛争解決の手段として、あのような一般殺戮兵器を使用することは、絶対に許されるものではない。しかしながら、現状では核保有国は増えこそすれ、減っていく見込は全くない。今日の日を契機に、我々自身が、少なからずの努力をし、世界中から紛争が無くすために英知を結集すべきである。

2008年8月1日金曜日

夏の病

連日、暑い日が続きますが、今週に入って連日の夕立で、少しは地球の熱も冷めたかなと期待しているところです。

そんな中、去る29日の夕方の帰宅途中から、急激にみぞおちの辺りにチクチクした激痛が走り、とてもガマンができなかったので、市販の胃薬を買って服用したのですが、全く治まらず、脂汗をたらたらと流しながら帰宅いたしました。
ところが、床に就いてからも全く痛みが退かず、治まる気配もなかったので、やむを得す深夜の救急外来へ飛び込み、診察を受けました。
そのときは血液検査くらいしかできなかったのですが、内臓に炎症が在ることが分かり、抗生物質を貰っていったん帰宅し、翌日に再度検査のため病院へ向かいました。

とりあえず精密検査ということで、血液検査とCT検査を受けたところ、結果は何と「虫垂炎」!
いやぁ驚きました。そこからは診療担当科が内科から外科に変わり、再度診察をしていただき、「あまりたいしたことないけど、手術するか?」と尋ねらました。
できるものなら手術は避けたいという希望を伝えると、それなら点滴で様子を見ようということになりました。

結局のところ、その日と翌日の2回点滴を打ってもらい、何とか炎症も治まりました。
今日には、あのときの痛みがウソのようになっております。

まさか、この年で虫垂炎になるとは思いもよりませんでしたが、結局手術せずに抑えつけたので、今後再び暴れないという保障もありません。
その後、いろいろなところで、虫垂炎の原因などを調べてみましたが、コレという決め手に欠けるようで、いずれにせよ、しっかり運動して、栄養のある消化の良いものを食べて、しっかり睡眠をとる。ということになるのでしょうか。
何はともあれ、健康には注意したいものです。