2010年12月31日金曜日

今年の

大晦日の今日は今年読んだ本について振り返ってみたいと思います。

結局今年の年明けから今日までに読んだ本は、○○○冊となりました。
今年の傾向(感覚ですが)としては、小説がやたらと多かったように思います。
私の傾向として、特定の作家の本を次々と連鎖的に読み続けるのが常で、今年も何人かの作家の本を何冊か読み続けました。
とはいえ、全く飽きずに読み続けるというのは、なかなか難しいもので、今後も読んでみたいと思わせる作家というのはそうそう出ては参りません。そう考えると、東野圭吾、宮部みゆきという作家はたいしたものだと思うのですが、皆様は如何でしょうか。

そんな中で、今年のNo.1を決めるのはとても難しいのですが、私的には「もしドラ」や村上春樹、池上彰ではなく、内田樹をあげたいと思います。
いわずと知れた「日本辺境論」は、昨年の新書大賞だそうで、恥ずかしながら私は今年に入って読ませていただきました。また、近著の「街場のメディア論」も興味深く読ませていただきました。
それらをきっかけに、何冊かの本を読んでいるところでありますが、著者自身は「新しいことは何も言っておらず、すでに先人達が語っていることを、再度語っているだけ」なんだそうですが、私にとっては全てが新しい。さらに彼が引用する先人達の著書を連鎖的に漁ることもさらに楽しい。そして何より、いずれも著者の大学での講義や演習を基にした著書であったので、わかりやすい。

今年、出会った本のなかでは、秀逸であったと思います。


ちなみに、こちらは、トーハンの2010年ベストセラー一覧でございます。
1 *「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 岩崎夏海
2 「バンド1本でやせる! 巻くだけダイエット」 山本千尋
3 「体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食」 タニタ
4 「ポケットモンスターブラック・ホワイト 公式完全ぼうけんクリアガイド」 元宮秀介
5 *「1Q84 (3)」 村上春樹
6 「ポケットモンスターブラック・ホワイト公式イッシュ図鑑完成ガイド」 元宮秀介
7 *「伝える力 「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!」 池上 彰
8 「新・人間革命(21)/新・人間革命(22)」 池田大作
9 「創造の法 常識を破壊し、新時代を拓く」 大川隆法
10 「くじけないで」 柴田トヨ
11 「これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学」 マイケル・サンデル
12 「エッセンシャル版 マネジメント 基本と原則」 P.F.ドラッカー
13 「日本人の知らない日本語 (2) 」 海野凪子
14 「知らないと恥をかく 世界の大問題」 池上 彰
15 「モムチャンダイエット プレミアム DVD付」 チョン・ダヨン
16 「天地明察」 冲方 丁
17 「ゲゲゲの女房 人生は……終わりよければ、すべてよし!!」 武良布枝
18 「あたしンち (16)」 けらえいこ
19 *「誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール」 野口 敏
20 「母 -オモニ-」 姜尚中

私が読んだの「*印」はわずか4冊。
今後、どうしても読みたいと思っているのは、11.16.の2冊です。
12.については、何とかエッセンシャル版ではない方を読みたいと思っています。

2010年12月28日火曜日

今日で仕事は終わり

平成22年も静かに暮れていこうとしています。
今年もいろいろなことがありました。

自分の目標が何だったのか分からなくなってきました。
生きていくことが本当にしんどくなった年でもありました。

叶わぬまでも、大いなる志を持っていた時期が懐かしいです。
一体何がきっかけだったのか、今となっては思い出せません。

来年こそは、変わらなければ。
と思うのですが。。。

2010年12月19日日曜日

終の棲家

昨日は、3ヶ月ぶりに父を連れて病院へ行って参りました。
父の病院通いは、薬をもらうためだけのもので、診察時間もホンの数分、あっという間に終わります。
特に昨日は、病院へ着いたとたんに名前を呼ばれ、会計を済ませて、隣の薬局で薬をもらい終わるまで、30分と係りませんでした。
おかげで、その後はゆっくりと一緒に買い物をすることができました。

父が倒れて、この11月で丸4年になります。病状が良くなることはもちろん無く、かといって極端に悪くなっているわけでもなく、息子としては安心しています。


来年には、父の入居している施設が、別の場所へ移転するという計画もあります。
その後、今入居している者たちはいったいどうなるのか、まだ詳しくは聞かされていませんが、おそらくは父にとっては終の棲家となるはずです。

できるだけ良い環境で過ごさせて上げたいと思っています。

2010年12月13日月曜日

冬の風物詩

京都府庁の近く、平安女学院の校舎前です。

徒然に思う

自民党から民主党への政権交代があって、早や1年と3月。
鳩山前首相から菅首相へ交代して半年。
これほど見事に期待を裏切った政権があったでしょうか。
特に菅さんについては、個人的には非常に期待していただけに、残念です。
いくら何でも、「仮免許」はないでしょう。

特にこの件で!と絞りきれないくらい多くののガッカリがありました。

前の自民党政権末期のように、とても途中で解散総選挙はできないでしょう。
となると、この先2年半は、民主党政権が続きます。

さて、その間に何名の首相が就任することになるでしょうか。
その間に「日本」の復活はあるんでしょうか。

これは、民主党だけの責任ではない。
現在野党に転落した自民党も責めを負うべきことです。

そして、そんな政治家を許してしまった我々も。

2010年12月10日金曜日

ボーナスなのだ

12月10日というのは、我々公務員の世界では、期末手当(いわゆるボーナスですね)の支給日で、マスコミにおもしろおかしく取り上げられる一日でございます。

確かに、非常に厳しい状況におかれている中小企業(特に私の身近な伝統産業界など)の皆さんなどは、ボーナスなんて!!というところかと思いますし、ましてや我々の給与は全て税金からまかなわれているという現実を考えると、やむを得んかなと思うのですが。

でも、それにしても、何か悪いことをしているような嫌な気分になってしまいます。

私たちは、公務員という仕事に誇りを持っていますし、決して私利私欲のために仕事をしているのでもありません。

しかしながら、公務員と言うだけで、特殊な目で見られるというのは、なかなかつらくて、一体何を支えに働けば良いのかと考え込むこともしばしばです。

いつもながらのボーナスの報道を見るたび、考え込んでしまいます。

2010年12月8日水曜日

12月8日

ちょうど30年前の今日、元ビートルズのジョン・レノンが兇弾に倒れました。

30年前、私は翌年の大学受験に向け、京都市内で予備校生活を送っているさなかでした。
同じ寮の隣室に、ビートルズをこよなく愛する男がいて、幾度となく偉大なるビートルズの話を聞かされておりました。
ところがこの日、聞いていたラジオのニュースでこの事件が報道され、外出していた彼にその話を聞かせたところ、最初は信じなかったのですが、本当だと判ると、一気に青ざめ、その後はニュースにかじりつき、押し黙ったようになってしまいました。

私自身には、それほどの思い入れはなかったのですが、彼のその反応を見て、改めてビートルズの偉大さを思い知ることになりました。

そして、あれから早30年。改めて月日の経つのは早いものだと、実感しております。

2010年12月7日火曜日

12月の仕事

12月に入って、一気に気温も下がり、ここ数日は本当に寒い日々が続いております。

役所では12月となると、次年度の予算編成作業の一つ目のヤマを越えたところで、新年早々の最終局面へ向けて詰めの作業を行っている、という様な状況です。

とはいえ、ここ数年(特に私が外郭団体へ出向していた2年間)で、電算化が一気に進み、これらの作業が大きく様変わりし、昔の感覚のままではとてもついて行けないようなシステムになってしまいました。

年を重ねる毎に、システムはどんどん更新されていって、私たちのような年代では、その急激な変化に対応できなってしまっています。染みついた、習慣やクセというのは、なかなか変えられないものです。

なんとか、周りの邪魔にならないようにしなければ、と思う今日この頃です。

2010年12月6日月曜日

濃霧に注意

今朝も寒うございました。

嵯峨野線では、濃い霧のため20分程度列車が遅れてしまい、危うく遅刻をしそうになってしまいました。

山に囲まれ、中央を大きな川が流れる亀岡、南丹地区では、霧が発生しやすい条件を備えており、濃霧が発生する度、安念確認のため列車が徐行運転をしなければならず、どうしても列車が遅れがちになります。

今春、園部-京都間が完全に複線化されたおかげで、こういった遅れも多少解消されていたのですが、今朝の霧は特別深かったようです。

先ほど申し上げたように、霧が発生するのは山間部だけなので、保津峡を越えて京都市内に入るとからりと晴れ上がった青空の下に出てまいります。

このとき、市内から保津峡方面を見やってみると、保津の渓谷から白い霧が市内へ流れ込んでくる様子が、とても幻想的で綺麗です。

渡月橋付近はもちろん、昔は、嵯峨嵐山のホームからも見ることができたのですが、最近では建物の陰になって見ることができません。

ところが、先日関西空港へ向かう特急はるかの車窓から、北西方面を見ると、遠くにその風景を見ることができて、しばしの間ボゥっと見とれておりました。

自然が作り出す風景は雄大で美しい、そしてそれは人類の歴史とは関係なく、数億年にわたって来る返されてきたのだろうと思うと、なかなか感慨深いものです。