2014年11月24日月曜日

紅葉

この三連休は連日の好天で、京都市内は何処も大層な人出だったようです。
若干危ぶまれた今年の紅葉でしたが、11月になって一気に冷え込みがきつくなったせいか、何処も綺麗に紅葉していたらしく、友人達がFBで載せてくれる景色はどれも素晴らしく、羨ましい限りでした。

そこで私も負けじと、一昨日22日の土曜日に京都市山科区にある毘沙門堂の紅葉風景をご紹介したいと思います。

この寺は、JR山科駅から北に向かって約20分、住宅街を上って行った先にあり、春は大きな枝垂れ桜でも有名です。




2014年11月16日日曜日

解散風

ここへ来て、突然のように“衆議院の解散総選挙”が大きな話題となってきている。
このブログでは、政治向きの話はあまり書かないのですが、今日は珍しくこの話題について書いてみたいと思います。

まず、今回の解散総選挙の目的は何なのか。
巷間、目的不明、争点不在などと言われていますが、私は今回の選挙は、とりあえず与党が勝つこと。そしてそのことでいくつかのことをに対する“免罪符”を得ることが大きな目的なのではないかと考えています。

今回、もし本当に選挙になれば、野党側の準備は全く整っておらず、結果的に与党が勝利することが確実視されます。
そしてそのことで、少なくとも次の3つの点について、首相は大きなポイントを得ることができるのです。

まず1つめは、第3次安倍内閣の発足です。
一昨年末の総選挙での勝利により、第2次安倍内閣が発足したわけですが、この秋に実施した内閣改造では、大きなミソをつけ、とても来年の通常国会を乗り切れる陣容ではないことがはっきりしました。とはいえ、問題のある閣僚をこれ以上更迭するわけにはいきませんから、解散に伴う内閣総辞職で、新たな内閣を発足させることができます。
また、ついでに公職選挙法違反の疑いのある元閣僚の面々も選挙での“みそぎ”を受けることで、大手を振って復権できるというおまけもついてきます。

そして2つめは、集団的自衛権への解釈変更です。
現安倍内閣の最大の事績というのが、この解釈変更だと私は考えています。以前にも書いたかもしれませんが、私自身は“禁じ手”だと思っていますし、こう言うやり方が定着することは好ましくないと考えています。
しかし、次の選挙を経ることで、この解釈にも正統性が生まれてきます。

最後の3つめは原子力発電所の再稼働です。
皆さん覚えておられるでしょうか。今年の春の東京都知事選挙で、原発再稼働を争点として元首相が立候補した際に、それは国政の問題であって、地方選挙の争点としては不適であるというのが、当時の与党の考えでした。そして、その後再稼働へと大きく進んでいる状況はご存じのとおりです。

次の選挙で与党が勝利することで、これら全てに正統性を得ることができるのです。
これらが、選挙の大きな争点として浮上してくるかどうかは定かではありませんが、非常に注目すべきところではないでしょうか。

2014年11月11日火曜日

乾電池の日

今日は11月11日、数字の「1」ばかりからなる今日は、「ポッキーの日」なんだそうです。

ところで今朝、何気なく新聞を見てみると、そこには「11月11日は乾電池の日」という文字が。
漢数字の「十一」は、電極の「プラス」と「マイナス」となるそうで、この日を「乾電池の日」としたそうです。

さて、乾電池と言いますと、最近でもいろいろなモノに使われていますが、昔にくらべて使う電池の種類が変わってきたように感じられませんか?

といいますのは、我々が子供の頃は、最も頻繁に使用する乾電池と言えば、圧倒的に「単一サイズ」であったと記憶しており、懐中電灯やおもちゃ、ラジオ、その他諸々、一番しよう頻度が高かったのではないでしょうか。当時最も小さかった単3となると、それほどメジャーではなかったし、せいぜい目覚まし時計に単2サイズの電池を使うくらいではなかったかな。

ところが最近では、そもそも小型バッテリーの性能が良くなって、乾電池を使うことすら少なくなり、使うとしてもせいぜい単3サイズ。あるいはさらに細身の単4サイズが主流です。

これは、あらゆる電化製品に「リモコン」が使われるようになったことと、機器の性能が向上したおかげで、消費する電力が少なくてすむようになったためと推定されます。

将来的には、バッテリーの性能がさらに向上し、水素電池のように自らが発電する電池も一般化し、乾電池そのものが使われる場面はどんどん少なくなっていくように思われるのですが、この手軽さはなかなか捨てがたいモノがありますね。もうしばらくは、頑張ってもらいたいモノです。

2014年11月10日月曜日

伊根にクルーズ船が

二日連続のエントリーです。最近ではほぼ奇跡に近いできごとですね。

さて、今日は私の仕事の一部についてお話ししたいのですが、本日商船三井各船という会社の『にっぽん丸』という客船の来年度上半期のクルーズ予定が発表になりました。

その中で、来年のゴールデンウィークに、横浜発着で日本を一回りするクルーズコースが発売されることになり、その途中4月30日に、丹後半島の伊根に寄港することが決まりました。

伊根浦舟屋群で有名な伊根という港は、実は本当に小さな漁港でして、大型の客船が接岸できるような埠頭はありませんので、今回は沖合に停泊しつつ、渡船でお客さんを伊根浦に運ぶという方法が採られます。

もちろん、伊根にとっては、客船が来るなんてことは過去に例のないことであり、その受け入れのためには、これから半年を掛けてしっかりと準備していく必要があります。

とはいえ、この港は本来、人がやってくる港ではなく、漁を生業とされている方々のための港であり、観光名所となっている伊根浦舟屋群も、その皆さんが生活をされている場所でもあります。

ここで生活される皆さんの迷惑にならないようにすることはもちろんですが、できれば町民の皆さんにも喜んで頂けるようなおもてなしを考えていきたいと思います。

2014年11月9日日曜日

ベルリンの壁崩壊から25年

今日は11月9日。あのベルリンの壁が崩壊して、ちょうど25年という節目の年になる。

今から14年前、2000年までの3年間をベルリンで過ごすことができ、ブランデンブルク門や壁の跡などを巡ったことを思い出す。

当時、壁がなくなってちょうど10年を迎えた頃で、まだまだ東西の格差が縮まらないことが大きな社会問題となっていたが、ここ数日の報道を見ていると、その状況にはほとんど変化がないようで、むしろその差は拡大しているのではないかという気すらしてくる。

当時も、豊かな西のから集めた税を、東の復興に充てることに反対の声が多かったが、今はどうなっているのだろうか。

停滞が叫ばれるユーロ圏の中で、ドイツ経済だけが好調だと言われている。一方で、旧東にはその恩恵が及んでいないとしたら。

国のありようとしてはどうなのだろうか。もう25年。あるいはまだ25年。どう考えるかによって、施策の有り様は違ってくる。

実はベルリンに壁が築かれていたのは、1961年から89年までの28年間だけなのである。もうすぐその長さに並んでしまう。