「リーダーシップ」というものについて考えてみました。
奇しくも、昨夜NHKで“リーダーシップ”についての特集が組まれ、今日は同名のタイトルの新書を一冊、読んでいました。
番組は残念ながら見ることはできなかったのですが、冒頭のインタビューや本の中でも、現在の危機を乗り切るため、誰もが“リーダー”の登場を待望しています。
誰もが口をそろえて、“強い人”“方向を指し示してくれる人”“導いてくれる人”を待っているのです。
いわゆる“リーダー不在の時代”と言われて久しいですが、不在の時代ではありますが、それは同時に“リーダーが必要な時代”なのでしょうか。
私自身は、とても懐疑的に考えています。今はむしろ“リーダー不要の時代”に入ってしまったのではないかと危惧しています。
今から数年前、強いリーダーシップを発揮した宰相がいましたが、結果我々の社会にもたらされたモノは何だったか。その結果を知ってしまった国民は、強いリーダーシップに生理的な拒否感を抱いてしまったとしか考えられません。
もちろん、その後に現れたリーダーたちの目を覆うばかりの貧弱さも、リーダー不要論に拍車をかけることになりました。
昨日のテレビでも、自分がこの国をリードしていくとすれば、どのするか。という観点で答えてくれた人はいませんでした。今本当に必要なのは、“我々を導いてくれる人”なのでしょうか。
私は、今こそ自分たち自身が主役になって、社会を国家をリードしていく気概を持つことが重要だと思います。
リーダーの出現を待つのではなくて、自らがリーダーとなることを考えましょう。
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