2009年1月12日月曜日

大失業時代

つい先日、アメリカの雇用統計が発表になって、昨年離職した人の数が、1945年の大戦終結時と並ぶ最悪の数字となったそうである。オバマ次期アメリカ大統領は、400万人の雇用を創出すると宣言していますが、どうなるでしょうか。

一方、日本の政治はとにかくパッとしません。
経済対策を最優先という割には、動きは緩やかでのんびりしています。巷にあふれかえる失業者の声には、あまりに無頓着に見えます。早く何とかしないと、社会が崩壊してしまいます。

今日読んだP.F.ドラッカーの「企業とは何か」という本に次のような一節がありました。

「長期の失業は経済的な惨事であるだけでない。社会そのものを破壊する。長期の失業者は罪なくして市民性を奪われ、社会での位置をなくし、尊厳を損なう。不況によってこれらのものを奪われる社会は、その成員たちにとって絆となりえず意味をもちえない。長期の失業に耐えられる産業社会は存在しない。」

まずは、働きたいと思っている人達に仕事を。
そして、誰もが安心してその仕事を続けられる社会を。

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