2011年8月11日木曜日

「殿」と「様」

先日、外山 滋比古さんの「山茶花はなぜサザンカか」という本を読んでいたところ、私が全く知らなかった事実に当たり、驚いてここに投稿いたします。

皆さんは「殿」と「様」の使い分けについてご存じですか?

昔、京都府を含む行政から出る文書の宛名には「殿」を使うことが一般的でしたが、現在では「様」に変わってきました。
これは、「殿」が「堅苦しい表現」だからだと勝手に信じていたのですが、どうやら元々「殿」というのは、目上の者から目下の者に使う表現であったそうです。

親から子に「殿」を使うのはOKで「様」は使わない。
子から親には「殿」ではなく「様」を使うのだそうです。

何か、「殿」のほうが尊敬の念を含んでそうな感じがするのですが、ちょいと意外じゃありませんか?

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