2013年1月6日日曜日

八重の桜

今日からNHKの大河ドラマで「八重の桜」が始まりました。

八重が生まれ育った会津藩は、幕末の英雄松平容保が治める東北の雄藩で、明治維新の際は“朝敵”として、徹底的に弾圧されました。

私たち京都の者にとって松平容保といえば、幕末期に京都守護職を務め、物騒だった京都の治安を守った人物として記憶されています。

当時、会津藩が拠点としていたのが、左京区にある金戒光明寺(“黒谷さん”という通称で呼ばれています)と言うお寺で、京都盆地にぽっかりと浮かぶように小島のような山上に鎮座しています。

山内には、会津藩の京都滞在中に図らずも落命した会津藩士達の墓もあって、なにかしら荘厳な雰囲気を醸し出しています。

今回のドラマでは、東日本大震災後の風評被害により大きなダメージを受けている福島県への支援と激励のため、福島県が生んだ女傑が主人公に選ばれたとも聞いています。

将来的には、同志社の創始者である新島襄と結ばれるわけですから、舞台が京都へ移ってくるとは思うのですが、今しばらくは会津を舞台にドラマは展開していきます。

朝敵の汚名を着せられた会津藩ですが、名誉回復のためにもドラマが成功することを祈っています。


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