2011年7月3日日曜日

大学は出たけれど

今朝の新聞によると、今春大学を卒業した者のうち、およそ2割は進路が決まっていないそうです。

就職希望者を母数とする就職率とは違い、全卒業生を対象としていますので、彼らが即「救済すべき」対象なのかどうかは定かではありませんが、回収率は約75%とはいえ憂慮すべき状況の様に見受けられます。

このアンケートには、東京大学、慶応大学、同志社大学などは回答を返していないようですが、そのほかの大きな大学は殆ど返答されているようです。

毎年8月には文部科学省から正確な数字が発表されるはずですが、戦後最悪の就職氷河期と言われた2000年春とほぼ同じ数字と言われています。

東日本大震災という突発的な出来事があったとはいえ、憂慮すべき事態です。

将来に禍根を残さないためにも、若い人たちが自信を持って社会の一員となっていけるような仕組み、社会を造っていかなければいけない。それが私たちの世代がなすべきいちばん大切なことかもしれません。

0 件のコメント: