2009年12月22日火曜日

冬至

今日は冬至です。久しぶりにドイツ時代を思い出して、書いてみたいと思います。

今日は冬至ですから、一年で昼の時間が最も短い一日でした(ちなみに京都の日の出は7:01、日の入りは16:50だったそうです)。亀岡では、うっすらと白いものが積もるとても寒い朝でした。

日本よりも緯度の高いドイツでは、これよりも当然お日様の出ている時間は短くなります。正確な時刻は分からないのですが、感覚的にはそれぞれ1時間くらいは短いかなという感じです。
当然のことながら寒さも厳しく、まだ太陽も出ていない、凍てつくような寒さの中の出勤はかなり厳しいものがありました。とはいえ基本的には自家用車での通勤でしたので、寒いのは家を出てから自動車にたどり着き、エンジンをかけて車内が暖まるまでの数分間でしたが、それでも氷点下は当たり前だったので、その数分間の移動であっても、しっかり寒さ対策をしていないと、いっぺんに喉と鼻をやられてしまうので、万全の備えが必要です。

この時期、毎朝出かけるときは、真っ暗な中を東に向かって車を走らせていましたので、徐々に正面の空が明るくなって様子は、なかなかに美しいものでいした。
また夜が明けたあと真っ青な空の下、空気が凛と張った雰囲気はとても荘厳で、私の大好きなベルリンの風景の一つで、空気中の水蒸気が凍って、朝日の中でキラキラ光りながら舞う姿は、とても美しいものでした。

また、実際、冬に向かって夜の時間がどんどん長くなっていく様は、精神的にも非常に負担がかかるものですが、冬至を過ぎると、それからは夏に向けてどんどん日が長くなっていく訳ですから、気持ちが少しずつ軽やかになっていくのもこの頃です。

残念ながら、ドイツでは手に入りませんでしたが、柚子湯で暖まるのも日本ならではの冬の楽しみ方ではないでしょうか。

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