2008年5月21日水曜日

公務員制度改革に思う

公務員制度の改革が議論の俎上に上って久しい。
国民の意識やニーズがつかみきれない時代に、
今の公務員(というか行政そのものの)制度は、
期待される機能を発揮できていない。

自分も、木っ端役人の端くれなので、
いくつかの指摘は胸にグサリと突き刺さるものがある。
特に最近の不祥事報道については、
同じ身分の者として恥ずかしいと思う一方で、
昔に比べて、だいぶましになったのではないかとも思う。
もっとも、その時代の幻影を抱いている
困ったオジさん管理職もまま見受けられる。

こういった議論の際にいつも違和感を持つことがある。
それじゃぁ、こんな制度を作った責任者は一体誰なんだろう。
これらを変えることができるのは誰なんだろう。
ということである。

日本の統治制度は、規模の大小にかかわらず、
行政機関と立法機関(国においては司法機関)が
互いにチェックし合う仕組みになっていて、
その権限はすべて国民に由来している。

つまり、国民自身が自らの統治義務の代行者として
議員であり、役人に委ねていることになるのである。

国民の皆さんが、「あいつらは本当に俺たちのために働いているのか!?」
という疑問や不満を抱いているのであれば、
自らがそれを変えるべく知恵を出す必要があるのではないだろうか。

決して、自己改革を否定し、他人に責任を押しつけよう
と思っているわけではない。
むしろ、本当に自己改革に任せて大丈夫?
それほど信用して良いのか?
と言うことを問いたい。

今の議員や公務員に自己改革を期待して、本当に平気ですか?

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