2008年5月16日金曜日

大人の品格

今日は、板東真理子さんの講演会を聞きに行ってきました。
タイトルは、「大人の品格」。

「品格」と言う言葉は、流行語のようになってしまいましたが、
その代表格のおひとりです。
講演の中で、記憶に残った言葉をいくつか、、

今の日本人は、持続可能な社会を築いてきただろうか。
次世代の人たちに、手本となる大人の姿を見せてこなかった。
今の若い人たちは、「大人になる」と言うことがイメージできない。

大人としての立ち居振る舞いを身につけなければいけない。
匿名の世界に紛れて行動しているものが多い。
人に見られていると言う緊張感が必要。
当たり前のことが当たり前にできる。

思いやりは形にしないと伝わらない。
毎日10回は「ありがとう」と言葉にしている。
愛してほしいではなく、愛することが大事。

今の若い人はアピールしなければならないというプレッシャーの中で生きている。
理解し合えない人とはつきあえない。
特定のカテゴリーの人としか話ができない。

人間というのは理解し合えないのが当たり前。
だから意識して、相手の良いところを見つけなければいけない。
得意分野をほめてあげること。
ほめてあげて、人は伸びる。

大人というのは、力を持った存在である。
力とは経験によって得た判断力や忍耐力。
大人とは、力を持って社会を良くする意欲を持った人。
大人とは、自分以外の誰かの役に立とうとする人。

「品格」の必要条件は「悪いことをしないこと」「嘘をつかないこと」。
そこに+α、人間としての魅力が必要。「思いやり」「美しい言葉」
自らに厳しく、不完全な人を引き上げる力を持った人
ユーモアや心の広さ、ふところの深さを備えた人

時間をかけて自分を磨く、それが大人になること。
そのことを次の世代に見せていかなければいけない。
それが「持続可能社会」である。


当日は、サプライズゲストとして、
京都市の門川市長が聴講しておられるなど、
多数の聴衆がお見えでした。
さすがに女性が多かったですが。

最後の質疑応答で、氏の日課を紹介しておられた。、
1日3通の手紙を書くこと
1日3本の電話をかけること
1日30分英語を読むこと

後ろの席から、「そんなことできへんわ!」
というおばさんの声が聞こえましたが、
どれか一つでも、やってみようと思ってしまいました。

0 件のコメント: