2008年5月26日月曜日

大相撲夏場所に思う

昨日、大相撲の夏場所が終わり、
ブルガリア出身の琴欧洲が、
欧州出身力士として初優勝を果たした。

大関での優勝であるので、
来場所には横綱の期待もかかるが、
現在のところ、曲がりなりにも2横綱が健在なので、
よほどの好成績でないと難しいだろうというのが
もっぱらの噂である。

同じ記事中あった最近何代かの横綱の昇進前の
成績を眺めていて少し驚いた。

平成になってすでに20年であるが、
平成以後に横綱になったのはわずかに7名。
うち4名が外国人で、日本人横綱は
「お兄ちゃん」こと若乃花(3代目)が最後なのである。
(平成10年7月)

そういえば最近は、八百長報道や不透明経営
果ては、某相撲部屋での傷害致死事件やリンチなど、
大相撲に対する社会のイメージはすこぶる悪い。

高校進学率の上昇と相まって、新弟子を集めるのに
大変な苦労をされているとも聞く。

事ここに至っても、大元である相撲協会の動きは鈍い。
ここまで、社会の評価を落としているのだから、
もっと危機感を持って経営に当たって欲しいものである。

いずれにしても、力士出身者のみによる
閉鎖的な経営体質を改めることから始めるべきである。
「国技」と呼ばれる以上は、いや呼んで欲しいのなら、
国民からの支持が欠かせない。

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