2013年6月2日日曜日

本能寺の変

天正10年の今日6月2日の未明に京都市内を騒がせたのが、いわゆる「本能寺の変」です。西暦太陽暦で言うと1582年6月21日だそうです。

天下統一の道半ばに、明智光秀によってその命を奪われた信長ですが、この変の要因は未だ明らかにはなっておらず、諸説に分かれていて、歴史マニアの議論の的となっています。

さすがに私はその議論に加わるには知識が不足しているので、触りませんが48年という短い生涯を駆け抜けた信長という人物に対する興味は尽きません。

信長に関する小説はそれこそ数限りなく書かれ得ていますが、私が一番お薦めするのは司馬遼太郎の「国盗り物語」です。

実は司馬遼太郎の本で初めて読んだのがこの小説だったのですが、そこに描かれる織田信長=吉法師の様に魅了されました。

この小説は前半は美濃の斎藤道三、後半は信長と明智光秀がそれぞれ主人公として描かれており、全体を通してとてもおもしろ小説になっており、今でも司馬遼太郎の作品の中では最高傑作の一つだと思っています。

天正10年、明智光秀は当時の居城であった丹波亀山(今の亀岡)から、山越えで京へ入り一路本能寺を目指したそうです。その時に通ったルートは「明智越え」と言う名でよばれて今に残っています。

一体何が、彼をして本能寺へ向かわせたのか、歴史の謎は深い闇の中。


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