2012年5月25日金曜日

生活保護不正受給?

とあるお笑いタレントの実母が生活保護を受給していたと言うことで、実名をあげてバッシングされ、今日謝罪のための記者会見まで開いたそうです。

調子に乗って国会で取り上げた国会議員もいたそうで、全く持って見識を疑わざるをえません。

“親子は扶養義務を負っている”とか“いくら離れたところに住んでいても、子供が金持ちなのだから”などという直感的な理由で、他人の尻馬に乗って非難することはたやすい。

しかしながら、いくら子供が裕福であっても彼らに頼れない理由や連絡を取ることすら難しい可能性などにしこうが至らないのはなぜか。

“生活保護=働かない怠け者”などというような理不尽な考え方も今なお趨勢で、“生活保護受給は恥である”という発想から、死に至ってしまったという事例もたびたび見かける。

今回の彼の場合、背景にどのような事情があったのかは判らないが、世を挙げてのバッシングには納得できない。

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