2013年12月7日土曜日

県庁おもてなし課

今日は完全オフの一日。本を読んだりビデオを視たりの一日でした。

ビデオは有川浩のベストセラーが映画化された「県庁おもてなし課」。
この小説は、実際高知県庁にある「おもてなし課」というセクションを舞台に繰り広げられるドラマで、高知県の観光振興に走り回る若い職員を主人公にしています。
映画のストーリーは、細部で若干小説とは違っていましたが、高知県の大自然が画面上でも満喫できる映画で、大スクリーンで見ればきっと美しかったことでしょう。

小説では“固く”て“融通かきかず”、“働かない”と思われている公務員の中にも、“熱い”心を持って働いている者がいることをコミカルに描いてあり、とても好感が持てる内容でした。

実際、世間が公務員を視る目は、決して好意的ではないと感じています。“何かこと”が起こると、作為、不作為に関わらず官僚は一体何をしていたのか、責任を放棄しているとバッシングが始まります。

もちろん、何処の世界にも「ことなかれ」「無責任」な人間はいるもので、公務員の世界も同様です。しかしながら、これまた何処の世界でもそうであるように、そういった人間はごく少数派です。ほとんどの人たちは、与えられた職務を果たすため、全力を尽くしておられます。これも公務員の世界でも同様なのです。

最近の風潮を反映して、公務員になろうという人が減少していると言われています。

しかしながら、三十年近くこの世界で働いていると、社会のため、府民のために働くということがどれほど楽しいことか、如実に感じる日々が増えてきます。

映画の中にあるような、派手なテーマでなく、本当に地味な仕事であっても、それが何かしら府民の役に立ていると考えるだけでわくわくしてきます。

公務員の仕事って、本当に楽しいですよ。

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