2011年3月1日火曜日

山陰線

早いもので今日から3月になりました。

昔から、「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と言われるように、この3ヶ月はあっという間に過ぎていきます。

例年この時期には、JRの大規模なダイヤ改正が実施されており、今年も3月12日の九州新幹線開通と併せて西日本を中心に大改正が予定されています。

以前にも書きましたが、北近畿地方では初めての専用新型電車のデビューが予定されております。
一方、北陸線では永年走り続けた「雷鳥」の引退も決まりました。
実は、この両者には浅からぬ因縁がございます。

北近畿の大動脈である山陰本線は、偉大なるローカル線と呼ばれているとおり、高速化の波からは遠く遅れておりました。
いわゆる「特急列車」というのが、ここに走り始めたのは、1972年からでした。そのときに使用されたのが、北陸線の完全電化で余ってしまった、「白鳥」のディーゼル車だったのです。
もちろんかなり使い込まれた列車でしたが、その後も1996年に山陰線が電化されまで長い間活躍してくれました。

電化後にデビューした電車特急に使われたのが、新型車両の導入で余ってしまった「雷鳥」の車両だったのです。
この電車達は、綺麗に塗装し直され使用されましたが、それでも所詮は中古車、あちらこちらにガタがきており、「偉大なるローカル線」の悲哀を感じていたものです。

今月からは、ようやく新型車両が投入されると言うことで、少なからず喜んでおりますが、昔ながらのディーゼルカーも今となっては懐かしい思い出です。

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