2011年3月31日木曜日

震災の被害

東北大震災の被害は思わぬところに及んでいるようです。

電車の整備部品が調達できなくなったJRの列車運休については、以前お話しさせていただいたことがあります。
それ以外にも。

職場には牛乳などの飲料を販売している事業者の方が複数巡回しておられます。
そのうちの一社のかたは、私と同じ時期に同じ病気になったことで、とても親しく話をしています。
その方によると、牛乳や野菜ジュースの紙パックが全然足りなくて、入荷量が激減しているそうです。
いつもならたっぷりと商品を揃えているところ、今日はいつもの半分くらいでした。

新聞情報によると、紙パックを作っている工場が、今回の被災地に数多くあるそうで、以前のような生産体制に戻るのは遠い先になるようです。

世界の工場であった日本に替わって中国が台頭してきています。
そんな中でも、世界の自動車部品の中には日本で製造しているものが数多く残っています。
しかしながら、今回の被災でそういった工場が大きな被害を受け、日欧米の自動車会社が打撃を受けています。

この震災を契機に、中国などではこういったコアになる部品の製造を一手に引き受けようと、猛烈なアピールを展開し始めたそうです。
日本にいくつか残っていたこうした高度な技術が、この震災によって失われてしまうのではないかと危惧しています。

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