2009年7月24日金曜日

日曜日はお買い物?

この度フランスで商店の日曜営業を認める規制改革法案が議会を通過したそうである。
労働団体は、労働強化につながるとして、憲法裁判所に持ち込む考えだとか。

実はお隣のドイツでも同様の法律があり、日曜日の商店の営業は原則禁止されている。
最近は営業時間を規定する法律の制定権限が、連邦政府から各州政府に移譲されていて、州によってその扱いは様々であるらしい。(※詳しくは

ところで、ここからは10年前の思い出話である。
私が彼の地にいたのは1997年から2000年にかけての3年間で、ちょうど永日の営業時間が20時まで、土曜日が16時まで延長された直後であった。

当時、日本では24時間営業のコンビニエンスストアがあちこちにできていた頃で、うって変わった不便さに戸惑ったものである。
土曜日は、どこかでランチを食べてその後買い出しに行くというのが、決まった行動パターンで、16時に間に合うように、ダッシュしたものである。
日本であれば、閉店間際に駆け込んでも、買い物が終わるまでは待ってくれるものであるが、あちらでは情け容赦なく、どんどん閉鎖されていくので、全く油断はなりません。

何とか買い物を済ませても、今度は日曜日の過ごし方というのが結構難しくなってきます。例えばどこかへ出かけたとしても、ドイツ国内であれば、町の中心部の商店街はすべて店を閉めていて、おそらく普段であれば人通りが多かろうと思える通りでも、ほとんどゴーストタウンの様である。

そういうときに、急にモノが必要になったらどうするか、以前ならどうにもならなかったようであるが、私がいた頃は徐々に規制が緩和されてきた頃で、ガソリンスタンドの24時間営業(日曜を含む)は認められていて、その併設ショップと言うのが結構重宝したものである。元々はドライブに必要な物を販売するためのショップであったはずが、いろんな物を販売するようになり、規模はちいさいものの、あたかも日本のコンビニの様であった。

とはいえ、慣れというのは恐ろしいもので、3年も暮らしているとその不便さにもすっかりと慣れてしまい、帰国した後の街のにぎやかさ(特に日曜日の!!)には、逆に大いに戸惑ったものである。
もちろん、それに慣れるのも早かった!!

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