2012年6月17日日曜日

東林院の沙羅双樹

先日、“ブッダ最後の旅”と言う本を読みました。
“大パリニッパーナ経”という教典の中の、ブッダ入滅のころのできごとを翻訳されたものです。

ブッダが最期を迎えようとしたとき、周囲の沙羅双樹の木が一斉に咲き、ブッダの体の上に降り注ぐ様が描写されています。

今日はたまたま新聞で“妙心寺、東林院”の沙羅双樹が見頃という記事を読んで、出かけてきました。

沙羅双樹は“夏椿”と言われ、この時期、朝に開花して午後には散ってしまう命の短い花で、人の世の常ならぬことを象徴していると言われています。


お寺を訪ねたのは、午後1時頃だったのですが、すでに樹上に花は無く、全て地面に散っておりました。


このように、花がそのままの形で散る様は、まさに“夏椿”。



今は、お抹茶の接待つきで、1名1565円で入山できます。
小学生以下は無料だそうで、梅雨の晴れ間のひとときには最適な空間でした。


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