2011年4月24日日曜日

天地明察

昨日、久しぶりに亀岡市の図書館へ行き、書籍を物色していたところ、ずっと読みたいと思っていた「天地明察」を見つけて借り出してきました。

早速、昨日の午後から読み始めましたが、さすが、2010年の本屋大賞受賞作、とにかく面白く今日の午前中までに一気に読んでしまいました。

物語は江戸時代、暦学者であり囲碁棋士であった渋川春海が改暦を成し遂げるまでの苦闘を描いた物で、何度も挫折を繰り返しながらも、夢を現実にするまで過程が手に汗を握るような調子で綴られており、まさに一気に読めてしまう面白い本でした。

物語の冒頭では、春海が渋谷の金王八幡宮で絵馬に書かれた算術の問題と苦闘し、そこで生涯のライバルとも言うべき関孝和の名前と遭遇する場面が描かれている。

実は、昨年この話を聞いて、この神社に参拝してまいりました。どんなところか、期待しながら行ったのですが、現実は、物語にあるような風景を彷彿とさせる様なたたずまいではありませんでした。
しかしながら、こうやって物語の舞台になった土地を訪ねるというのも、面白いものです。

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