2009年6月10日水曜日

梅雨入り

関西を含む西日本では、昨日一斉に梅雨入りしたようで、今日も一日うっとうしい天気になった。
湿気を多く含んだ空気が蔓延するこの季節、体だけでなく気分も湿りがちになるのが、さらにうっとうしいことである。

よく言われるとおり、いわゆる先進諸国でこの種の雨期を持つのは日本くらいであるが、逆に言うとそれが日本文化の豊かさ、多様性をもたらしているとも言えなくはない。
とはいえ、うっとうしいことには違いがなく、何とかこの季節を快適に乗り切れないものかと考えている。

思えば、10年前にドイツに住んでいた頃に、一番感激したのが、このうっとうしい梅雨がなかったことで、運が良ければからっとした好天気が続くことも稀ではなかった。
一方で、驚くくらい天候は不安定で、5月頃に30度近い真夏がやってきたかと思うと、8月になっても連日の雨と20度前後の寒い日が続くといったことも経験した。

人類の歴史を振り返ってみると、こういった過酷な環境に生きていた者が、それに適応するために知恵を働かせ、今の文明社会を成立させてきたとも言われる。

などと、うっとうしさを紛らすためにいろいろと考えてみても、うっとうしいことには変わりはない。
何とか、この憂さを晴らす術はないものだろうか。

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