2009年6月1日月曜日

クールビズ

今日は6月1日、一昔前なら衣更えの季節で、行き帰りの電車の中も黒・紺系統から、白一色に塗り変わる時でもありました。
昨今では、これもクールビズという訳の分からぬ言葉で統一されるようになり、服装も白一色からカラフルな色に変わって参りました。

いわゆる先進国と言われる諸国の中では、日本という国は際立って高温多湿で、西欧社会の服装をそのまま持ちこむことには、かなりの無理があります。
例えば、私が住んでいたドイツでは、比較的湿度が低く、夏でも朝晩びっくりするくらい涼しくなることもあります。
当然のことながら、自宅にエアコンが付いているなんてことは、非常に稀で、普通は窓を少し開けてやれば、充分快適に過ごせる程度の暑さにしかなりません。

どこの国にも、その土地の気候にあった服装というのがあるわけで、日本でも例外ではありません。
少なくとも、西欧社会のコピーをしていたのでは、この高温多湿の季節を乗り切ることができないのは自明の理であります。

クールビズとか、省エネとか難しいことを考える前に、自分の国について充分に理解することが重要なのではないでしょうか。
そして、それこそが真の国際化につながるものと思うのですが、如何でしょうか。

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