2011年1月20日木曜日

にほんご

今私は、国際交流の仕事をさせていただいており、海外の方とのやりとりと言うのも結構あるのですが、その中で最近特に大事だなと思うのが、「日本語」です。

日本語は母国語で、生まれたときから使っている言葉ですから、「何を今更」とか「別に言葉には不自由してないよ」などと思われるかも知れませんが、これがなかなかそうでもないのですね。

特に難しいと思うのが、自分の考えを相手に伝えることです。

言葉というのは、コミュニケーションの手段ですから、当然のことながら言葉を使って双方の意思を伝え合うための道具ですが、得てして「相手の意思を理解するための道具」と考えられているのではないでしょうか。

外国の方と話すときなど、そんな風に考えてしまうことが多いのですが、原則は「自分の意思を伝える道具」であると思っています。

「自分は誤解されやすい」とよく言いますが、これは、より正確に自分の意思が理解されることを怠っている、自分に責任の過半があります。コミュニケーションの責任は伝える側にあるのです。

自分の意思をより正確に相手に伝えるためには、相手の理解しやすい形にして伝えなければいけません。
当然のことながら意思を伝えようとする相手によって、伝え方を工夫する必要があります。
通訳さんを通そうとすれば、通訳しやすい日本語の語順を考えざるを得ません。

役所の仕事をする上で、特に様々な国の人を相手に仕事をする上で、特に普段使っている「日本語」の重要性について、日々再認識されられています。

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