これは、40年前にノーベル物理学賞を受賞したハンガリーの物理学者の言葉だそうです。
読みようによっては、かなり傲慢な言葉に聞こえたりしますが、反語的に読むならば、努力をしなかった結果の現実に対しては文句を言うなよ、というふうに読めませんか。
さて、自ら未来を切り開いて生こうとしても、それができない環境におかれているというケースも充分考えられます。
典型的なケースが子供達です。
昨年も多発した児童虐待、育児放棄、子供が犠牲者になった事件は後を絶ちません。
最も信頼している人、守ってくれるべき人から裏切られる子供達の心の内は、一体どのような色に染められているのでしょうか。それを考えると、胸をかきむしられるような思いがいたします。
昨年年末から、全国各地に「伊達直人」氏が同時多発的に現れ、児童福祉施設などへランドセルなどを届けることが流行しています。「善意の愉快犯」と形容した人もいますが、まさに言い得て妙かと思います。
こういった、児童福祉施設への入居に至った理由というのは人それぞれだと思いますが、昨年来の児童虐待の多発と重ね合わせた人も決して少なくないのではないかと思います。
そしてさらには、行政への漠とした不信感というのも根底にはあるのではないか、とも思うのですが、穿ちすぎでしょうか。
この「タイガーマスク運動」、手放しで「良いことだ」と評価しておられた首長さんもいらっしゃるようですが、個人的には、大いに反省しなければならない所があるのではないかと考えています。
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