2011年1月8日土曜日

運命とは

皆さんは、人間の運命というものについて、どのようにお考えですか。

人生を振り返ると、「あのとき、ああすれば良かった!」「あのとき、あんなことをしなければ・・・・」と思う瞬間が数多くあります。

私の好きなSF小説の世界では、ある瞬間に別の選択をした自分が住む世界が同時並行的に存在し、主人公がふとしたはずみで、元の世界とよく似た隣の世界に迷い込んでしまう、というお話がよく出てきます。

今、自分が存在している世界に不満を持っていたり、絶望したりしていると、できれば隣の世界に逃げ込んでしまいたいと思ってしまうかもしれません。

今、自分がおかれている世界は、疑いなく自分が選び、作り上げてきた世界です。

しかしながら、あのとき、別の選択肢を選ばなかったのは、そのときの私の意思であったのか、それとも、その選択肢を選ぶことは、すでに定まった運命であったのか。そのレールの上を走らされているだけなのではないだろうか。

全てのことが、運命や宿命であるというと、努力をすることが無駄に思われるかもしれません。
困難を避け易きに流されるか、困難に立ち向かう茨の道を切り開き進むか、実はどちらを選択するのか、既に運命づけられているのかもしれません。

この困難な時代を生き抜くことが、私達に与えられた運命であるならば、潔く戦い抜いてやろうではないか。
たとえ敗れたとしても、後悔することはない。それは運命だったのだから。

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