2012年3月6日火曜日

コミュニケーションの難しさ

最近職場で交わされる会話の中に非常に気になるたぐいの会話があります。

人間誰しも、自分の考えを他人に理解してほしいものだと思いますが、すべてを理解してもうというのはほとんど不可能なことであり、ましてや“以心伝心”などと言うことは、夢物語だと思っています。

そこで、人は他人に理解してもらうために、言葉や行動で意思を伝えようとします。

ところが場合によっては、うまく伝わらなかったり、誤解を与えたりします。

そういうとき人はどうするか。

理解しなかった相手方を非難しようとします。
今の職場にはこの手の会話が目に余るようになってきました。

私自身は、意思を伝達するとき、コミュニケーションをとろうとする際には、“伝達しようとする側”に全面的な責任があると思っています(ただしこれは、自分が伝える側に立ったときであって、逆の場合は後で述べます)。

「判ってもらえなかったとき」その責めは、判ってもらえるように説明できなかった自分が負わなければならないと考えています。これが私の信条です。

一方で、自分が売れる側のとき。これは正反対です。

全身全霊をかけて、相手側に寄り添い、相手側の事情をくみ取ることに全力を傾けることにしています。

これは信条と言うより、礼儀という感じでしょうか。

コミュニケーションというのは、本当に難しく、自分も含め多くの人がそれで失敗しています。

今後さらに、同様の失敗をしないためにも、職場の特に若い人たちには、そういった考え方を身につけてほしいと思っています。

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