大きな爪痕を残した台風12号は去ったものの、大きな被害を受けた奈良県十津川村では、今なお道路網が寸断され、物資の輸送に苦労を強いられているそうである。
今日読んだ新聞によると、今から122年前の1889年、十津川村を襲った豪雨を契機に村民が集団移転をして作った村が、北海道の新十津川村(町)だそうである。
豪雨による水害の歴史は、必ず再発します。
未だかつて水害に襲われたことが無い所を新たに水害が襲うというのは、新たに開発された都市部での都市型水害を除いて発生することはない。
必ず過去に水害や土石流などの土砂災害の歴史を持っている。
実は、この歴史・記憶を現代の世代にきちんと伝えられているかということが、人命に関わってくるのである。
自然災害を人力だけで押さえ込むことは不可能である。ことが起こったときに、如何に逃げることができるか。防災の肝はここにある。
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