2008年12月2日火曜日

師走入り

昨日から12月、何かと気ぜわしい師走入りである。
のっけに飛び込んできたのが、ニューヨークでの株価の大暴落。それを受けて、東京の株式市場も一気に値を下げ、止まるところを知らない勢いである。併せてドルも急落し、国内の輸出関連企業は更に追い打ちを掛けられている。

普段なら12月といえば、いずこも「書き入れ時」で一般の消費もピークを迎えるのが当たり前であったのが、今年の場合はそうもいかないようである。
とりわけ悲惨を極めているのが、派遣労働者や期間雇用従業員などのいわゆる非正規雇用者である。今年いっぱいで解雇(言葉としては不正確ですが、敢えてこの単語を使います。)を予定している大企業が目白押しで、年末には数万人規模で失業者が巷にあふれ出ることになる。

当然のことながら来年からの仕事の見込が立っている人は本の一握りで、そうではない人たちはどうしたらよいのか迷うばかりである。とはいえ、こんな時こそ役に立たなければいけない我々にとってもなすすべがなく、無力感が増すばかりである。

国内の経済アナリストの分析を読むと、本来の価値以下の価格で売買されており、この株安は明らかに行きすぎであるそうである。おそらくこの年末が底打ちという声が強い。
今は、せめてこの分析が正しく未来を予見していると祈るばかりである。

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