2014年1月3日金曜日

桜ほうさら

このお正月に、私の大好きな宮部みゆきさん原作の“桜ほうさら”がNHKでドラマ化されました。
同時刻には見ることができなかったので、留守録してあったのを今日見たのですが、、

正直言ってがっかり。原作はあれほど面白かったのに。

確かにかなり長い小説なので、それをわずか90分に押し込めるのは難しいと思うのですが、それにしても主人公はもっとヘタレノはずが、えらくいい男になってしまって、さらに主人公二人の出会いもあまりに味気ない出会いになってしまっていました。

物語の柱はお家騒動を巡る謎解きにあるのですが、もう一方では主人公二人の恋愛も一つの大きなテーマでした。特にこの場合は、女性に大きなハンディがあることで、本当に美しい物とは何かと言うことを読者に提示してくれています。

この小説、昨年読んだ中では私に中ではナンバーワンと言っても良い本だっただけに、本当に残念。

もう一度この本を読みたくなってきた。

0 件のコメント: