2009年11月3日火曜日

図書室の思い出

今日の朝日新聞の社説は、学校図書館に関するもので、蔵書の整備と司書教諭の重要性を提起する内容であった。

今から40年近く前、私の小学生時代は学校の図書室が好きで、休み時間にもふらりと部屋へ行って、お気に入りの本を読みふけっていたものである。特に30冊ほどの海外SF小説のシリーズがあって、すべてを読破したときには、何かしらの達成感を感じたことを覚えている。

残念ながら、それ以外にも文学全集などがあったとは思うのだが、そういったものにはついぞ手が出ず、今考えるともったいないことをしたなと思ったりする。

しかしながら、それ以降本を読むことが苦にならなかったことはありがたいことで、SF小説や推理小説にどんどんはまり込んでいってしまったのは、以前にも書いたとおりである。小学校を卒業するとき、当時の小学校の司書教諭の先生に、これからも頑張って本を読んでね。と言われたこともはっきりと覚えている。

今の子供たちは、日常的に学校の図書室へ入るなんてことがあるんだろうか?

今の自分の読書ぶりは、我ながら常軌を逸しているという自覚があるのだが、少なくとも全くの本嫌いではないことをありがたく思っている。本を読むことは、著者の心に触れることであり、その知識を自分の中に移入する行為である。それらが自分の中で熟成されて、新しいものに生まれ変わったりもする。

また、世の中には自分の知らないことがまだまだたくさんある、ということに気づくのも本当に楽しいことである。本を読むことは、やめられない。

今日の新聞を読んで改めて思う、「読書の秋」「文化の日」であった。

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