2008年6月5日木曜日

現場力

京都府は早くも梅雨に入ってしまいました。
これから1ケ月もじめじめした日が続くかと思うと
まったくうんざりしてしまいます。

ところで、先日梅雨の晴れ間を縫って、
大阪まで行って参りました。

「現場力」シリーズの著書で有名な
遠藤功さんの講演会を聞くことが目的でした。

お話の内容は、これまでにいろいろなところで
発表されていたことを、うまく繋げながらのお話でしたが、
実際に生の声で聞くというのはまた違うもので、
非常に興味深く聞かせていただきました。

かねて、戦後日本が高い競争力を誇ってきた要因の一つとして、
強い現場力を持っていることを挙げておられます。
例えば、経営を構成する「ビジョン」「戦略」「オペレーション(現場)」
の3つの層のうち、「ビジョン」「戦略」(「本社力」とよんでおられました)は、
簡単にまねをすることができる。
しかしながら、現場でのオペレーションについては、
なかなかまねをすることができないし、大きな格差がある。
これが実は、日本企業の競争力の根幹である。
強い企業は、必ず強い現場を持っている。

この強い現場力を構成するのが、次の3つ
・自分が業績向上を担っているという強い当事者意識
・個人ではなく組織としての能力になっている。
・チャンピオンを目指すところまでの現場力の高まり

強い現場力を付けるために必要なことが組織の「くせ」と「しつけ」。
良い「くせ」をつけるため、しっかり「しつけ」ましょう。

明解でおもしろかったです。

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