2009年5月4日月曜日

高速道路

今春から、休日の高速道路が一日千円で乗り放題という景気刺激策(?)が実施されています。おかげでこの連休はあちこちで大渋滞を巻き起こしているようで、これは環境負荷も大きいわなぁと思いをはせております。

ところで、高速道路というと10年前にドイツにいた頃に利用したアウトバーンのことを思い出します。よく知られているように、ドイツのアウトバーンは全線無料で、一部には制限速度もありません!という区間もありました。

私が住んでいたベルリンは、周囲が旧東ドイツということもあって、道路事情もあまりよい状態ではなくて、高速で飛ばせる区間も本当に限定されておりました。よく利用した、ハンブルクやドレスデンまでの区間などは、工事が私がドイツを離れる頃まで続いていたように記憶しています。

その頃、アウトバーンを利用していて印象に残ったことと言えば、、、
まずは、車の性能の良さ。
概してドイツ車は優秀と言われていますが、どの車も130〜140km/hくらいで走るのが、最も安定して走れるということに感心いたしました。
特に驚きは世界の名車ポルシェ。ルームミラーの奥の方に影が見えたかと思うと、次の瞬間にはミラーいっぱいにその姿が見えるということを何度も経験しました。

二つ目は、一般道路との違い。
日本の高速道路は、主要幹線道路のバイパスという性格が強いですが、ドイツの場合アウトバーンは都市と都市を結び、一般道路はその都市と周辺都市を結ぶものという感じで、役割がはっきりと分かれておりました。
逆に言うと、主要幹線道路と平行していないため、いったん渋滞すると、逃げ道がないということにもなりかねません。

三つ目が、無料であることのメリット
これは、なんといってもインターチェンジを造るのがとても簡単、ということが挙げられます。とにかく日本のように、料金所などを作る必要がありませんので、非常にコンパクトに入り口を作ることができます。また、料金収受のために無駄な(失礼)人間を雇っておく必要もないのです。

他にも、充実したサービスエリアやとてもお世話になった併設ホテル、全欧州に張り巡らされたネットワークなど思い出すことはたくさんありますが、さすが車大国、車の旅は快適でした。

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